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△新橋駅日比谷口を出た広場(新橋駅SL広場)に展示されている蒸気機関車(C11-292)

 JR、東京メトロ、都営地下鉄、ゆりかもめの列車が乗り入れ一日40万人以上が利用しているとされる新橋駅。
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新橋駅の北西側にある日比谷口を出ると、ビルに囲まれてちいさな広場が広がっています。

ニュース番組などで、サラリーマンやOLに街頭インタビューがよく行われている新橋駅SL広場です。

新橋SL広場の一角には、一両のSLが静態展示されています。保存状態もよく今にも黒煙を上げて走り出しそうなSL。

このSL(C11形蒸気機関車(C11−292))は昭和20年(1945年)に製造されたものです。

現役時代は東京を走っていたのだろうなあと想像しながら調べてみると、東京は走ったことが一度もないとわかりました。

一体、どこを走っていたのかというと。兵庫県の姫路機関車区に所属し、播但線、姫新線、山陽本線といった中国地方で活躍していたというのです。
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播但線は、兵庫県の西部にある姫路駅から兵庫県朝来市の和田山駅に至る路線。

山間部を抜けていき、和田山から山陰本線を少し走ると豊岡や城崎温泉に至ります。

姫新線は姫路駅から丹波黒豆の山地としてしられる播磨や醤油の産地、龍野を抜け、岡山県美作地方の中心地津山からさらに西に位置する新見に至る路線です。

いずれもカーブの多い山林や田畑を抜けていく典型的なローカル線です。

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△姫新線沿線の風景。現在でも田畑や山林が広がる

 そんな山間部をのんびり走っていたSLが都会のどまん中に展示されることになるとは意外なことかもしれません。

このSL(C11形蒸気機関車(C11−292))が現在の新橋駅SL広場に展示されることになったのは昭和47年(1972年)10月14日。

日本初の鉄道が新橋ー横浜間に走った明治3年(1872年)10月14日からちょうど100周年にあたる日でした。

国鉄(現在のJR)が港区に無償貸与しこの新橋SL広場に静態展示されることになったのです。


 新橋駅SL広場に展示されているSL(C11形蒸気機関車(C11−292))は、製造から引退するまでの総走行距離108万3975kmを走ったとされています。

おおまかに、東京〜大阪の距離(在来線で片道550kmほど)から計算してみると、東京〜大阪を985往復という数字が出てきました。途方もない距離です。

それだけ長い距離を走り、戦後から現代に至る長い歴史を眺めてきたのだなと思うと、この新橋駅SL広場のSLに親しみが生まれてきました。

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△新橋駅SL広場にある蒸気機関車は昭和47年よりこの場所に展示

・蒸気機関車の鉄道模型

詳しく見る>>☆カトー 蒸気機関車☆SL列車セット【KATO・10-830】「鉄道模型 Nゲージ カトー」

(地図)新橋SL広場の場所(港区新橋二丁目7番先(新橋駅西口広場))


新橋駅SL広場に展示されているSL(C11形蒸気機関車(C11−292))は、鉄道発祥のまち「新橋」のシンボル的存在として、現在もたくさんの人々に親しまれています。

サラリーマンの憩いの場であり、恋人たちの待ち合わせ場所であり、クリスマスシーズンになるとイルミネーションが点灯します。

また、鉄道唱歌の歌詞にちなんで12:00、15:00.18:00の1日3回、数秒間にわたり汽笛を鳴らし、新橋駅界隈をノスタルジックなムードに包んでくれています。


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JR特急列車に乗車する場合、みどりの窓口などで事前に座席指定券を予約しておくと便利。