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△富山市内を走る、富山地鉄(富山地方鉄道)の路面電車

北陸新幹線の富山・金沢延伸で、富山市内の観光にも注目が集まっています。

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ただ、富山市内の観光スポットはそれぞれ距離が少しずつ離れていて、徒歩ではなかなか巡りにくいもの。

「富山に行ったら、どんな風にスポットを廻ればいいのだろう?」そう迷ったとき、「ぐるっとグルメぐりクーポン」(1000円)を使い路面電車で富山市内を巡ってみるのもよいかもしれません。

富山に先日足をのばしてきたのですが、そのときJR富山駅に隣接する電鉄富山駅で「ぐるっとグルメぐりクーポン」を販売していたので購入してみました。

「ぐるっとグルメぐりクーポン」とは、富山市内を走る路面電車1日フリーきっぷと、鱒寿司や富山銘菓と交換できるクーポン3点がセットになったクーポンです。

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△富山市内の路面電車1日フリー切符とクーポン3点がついた「ぐるっとグルメぐりクーポン」(1000円)

路面電車を自由に乗り降りしながら、市内の食べ歩きを楽しめるというわけです。

ちなみに、クーポンと引き換えることができる店舗は2015年3月現在、以下の13店舗となっています。

<クーポンとちょっぴりプレゼントを交換できる13店舗一覧>

<鱒の寿司>8店舗
鱒の寿司1個と引き換え

・「鱒寿司本舗千歳」
・「せきの屋」
・「吉田屋鱒寿司本舗」
・「庄右衛門 元祖 関野屋」
・「高田屋」
・「川上鱒寿し店」
・「青山総本舗」
・「高芳 鱒寿し店」

<富山名物甘味店>5店舗

・「七越」七越し焼2個と引き換え
・「竹林堂本店」甘酒まんじゅう1個と引き換え
・「石谷もちや」あめや団子2個と引き換え
・「池田屋安兵衛商店健康膳薬都」
 :薬膳ミニアイス1個と引き換え
・「月世界本舗」:銘菓月世界2個と引き換え

上記13店舗のなかから3店舗を選び、それぞれが提供しているちょっぴりプレゼントとクーポンを交換することができるというわけです。

なお、「ぐるっとグルメぐりクーポン」には、路面電車一日乗車券&クーポン3点のほか、MAPもついています。

そのMAPには路面電車の路線図、上記13店舗の場所、観光スポットの位置などがイラストをまじえて分かりやすく示されています。

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△「ぐるっとグルメぐりクーポン」には富山市内のイラストマップがついている

そのイラストMAPを見ながら「どの店舗でクーポンを引き換えようかな?」などと考え、当日は、富山城址も観たかったこともあり、次のようなルートで廻ってみることにしました。

まずは富山城址に近い丸の内電停へ行き富山城を遠望。そこから徒歩4分ほどの鱒寿しの「高田屋」に行き、第三系統に乗って中町電停へ移動。

薬膳アイスの「池田屋安兵衛商店健康膳薬都」に立ち寄り、富山駅に戻ってきて「七越」で七越焼を食べる。
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<路面電車フリー券の使い方>

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△「ぐるっとグルメぐりクーポン」についている路面電車1日乗車券。硬貨などで使用する日付を削って利用



ぐるっとグルメぐりクーポン使用体験談

富山市内を走る路面電車は、北陸新幹線・あいの風とやま鉄道・JRの改札口を出てすぐのところに停車場があります。

系統や時間帯によりますが、概ね、5分〜15分ごとに路面電車は発着しています。

まずは、富山城址に近い丸の内まで2系統の市電に乗って移動してみることにしました。

富山駅を出た2系統の路面電車は富山市街をガタゴト車体を揺らしながら進んでいきます。

3つ目の丸の内電停が近づいてきたので、車両の壁に設置されている押しボタンを押しました。

ちなみに、降車時の「ぐるっとグルメぐりクーポン」の路面電車フリー切符の使い方ですが、使用する日付を硬貨などで銀色の表面をあらかじめ削っておき、降車するときに運転士に提示すればOKです。

<クーポン1枚目を「高田屋」の鱒寿司(1個)と交換>

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△丸の内電停から徒歩4分ほどに立つ、明治5年創業の高田屋

丸の内電停で、富山地鉄の路面電車を降車しイラストマップを参照しながら4分ほど路地を歩くと、鱒寿司の専門店がずらりと並ぶ界隈に高田屋と書かれた看板を掲げている建物を発見。

高田屋は創業明治5年という鱒寿司の老舗店。ガラガラと木の扉を開け、「ぐるっとグルメぐりクーポン」についている3枚のクーポンのうち1枚をミシン目で切り取って店員さんに渡すと、「クーポンですね。承知いたしました。

お持ち帰りですか?食べていかれますか?」と聞かれ、食べていく旨を伝えると、机の上に鱒寿司1個とお茶を運んでくれました。

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△クーポン1枚を高田屋の鱒寿し(1個)と交換

笹の葉の包みを外すと、桜色をした鱒寿司が登場。

ほうばると、脂の乗った鱒の身とほどよい甘さの酢飯が絶妙にマッチ。さすが秘伝の手作りにこだわっている老舗の味だけあると感じました。

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△「ぐるっとグルメぐりクーポン」のクーポン部分。ミシン目に沿ってクーポンを切り取って使用する

丸の内電停に戻り、すぐ横にある富山城址公園でしばし休憩。水が張られたお濠の向こうには富山城を観ることができました。

富山城は、戦国時代には佐々成政が、江戸時代には富山前田家が居城したと伝えられる名城。

天守閣は戦後に復元されたもので現在は富山市郷土博物館として活用されています。

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△富山市内の中心部に立つ、富山城とお堀

<クーポン2枚目を「池田屋安兵衛商店健康膳薬都」の薬膳ミニアイス(1個)と交換>

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△昔ながらのなまこ壁が特徴の「池田屋安兵衛商店健康膳薬都」の外観

路面電車の丸の内電停に戻ると、しばらくして3系統の路面電車がやってきました。

列車は、デパートやシティホテルが並ぶ車道の中央を東へ進んでいきます。進行方向前方からは残雪の立山連峰が雄大に迫ってきました。

ちょうど交差点になっている西町電停で下車し、小さな商店が並ぶアーケードを東に3分ほど進み堤町通り1丁目交差点を過ぎると、右手になまこ壁の「池田屋安兵衛商店健康膳薬都」が見つかりました。

重層な木の扉を開けると、店内には漢方のよい香りが立ち込めていました。

「池田屋安兵衛商店健康膳薬都」は富山名物の漢方薬や漢方を使った料理を提供するお店。

1階では漢方薬が販売されており、2階は薬膳料理を楽しめるレストランになっています。

クーポンを店員さんに渡すと、「クーポンをご利用ですね。2階へどうぞ」とレストランに案内されました。

しばらくすると、うす茶色をしたアイスクリーム(薬膳ミニアイス)が登場。薬膳ミニアイスには、つぶつぶの漢方が入っていました。

その香ばしさと濃厚なアイスクリームがコラボして心地よい甘みを味わうことができました。

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△クーポンで交換した「池田屋安兵衛商店健康膳薬都」の薬膳ミニアイス

<クーポン3枚目を「七越」の七越焼き(2個)と交換>

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△型どりされた鉄板で七越焼は焼かれていく

路面電車の西町電停に戻り、富山行の車両に乗車。路面電車は市街地のなかをしばらく北上すると富山駅に到着しました。

下車したあと JR・あいの風とやま鉄道富山駅と富山地鉄の電鉄富山駅のちょうど中ほどにある、とやマルシェ「きときと市場」へ向かいました。

館内にはさまざまな店舗が並びたくさんの観光客で賑わっていました。

入口から見て最奥に、クーポン対象店のひとつ「七越」を発見。七越で販売している七越焼とは、回転まんじゅうや今川焼とそっくりな甘味。

110円の値段のついている七越焼(赤あん、白あん、カスタード)のなかから2つを選び、クーポン1枚と交換。

七越焼は生地がもっちりとやわらかく、なかには餡が多く入っていて、ホクホク上品な味わいを楽しめました。

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△外はもちもち、なかは餡やクリームがたっぷりの七越焼

<「ぐるっとグルメぐりクーポン」を利用した感想>

富山市内の観光の見どころは、市内に点在しており、徒歩で廻るとなるとやや不便です。

そこで便利なのが富山地鉄の路面電車。

「ぐるっとグルメぐりクーポン」には、富山市内を走る路面電車の1日乗車券のほか、その沿線にある老舗鱒寿司店・老舗甘味店13店舗のなかから3店のちょっぴりプレゼントと交換できるクーポンが付いています。

これがまた、富山市内のミニ旅行に楽しさを加えています。

クーポンに同封されているMAPとにらめっこしながら自分で富山市内の観光コースを考えて路面電車に乗りクーポンと交換できる店舗を探す。

その作業は、一見すると面倒にも映りますが、それがまた旅の想い出づくりを演出してくれているような気がするのです。

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△富山市内を走る路面電車には、新旧さまざまな車両が活躍中

それぞれのクーポン対象店は電停を降りてすぐ見つからない店舗も少なくありません。

路地のなかに分け入りMAPを見ながら探し歩く作業を余儀なくされることもあります。それがまたいい。

ようやくお目当ての店舗が見つかったとき、なんだかとてもうれしい気分になるのです。

また、クーポンを店員さんに渡すとき、少なからずコミュニケーションが生まれます。先方からしてもクーポンを利用するのは観光客と分かるわけですから、話しやすいわけです。

しばしコミュニケーションをはかりながら富山名物の銘菓や鱒寿しを賞味したとき、地域に溶け込んだような感覚になり、それがまたうれしい出来事だと感じました。



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JR特急列車に乗車する場合、みどりの窓口などで事前に座席指定券を予約しておくと便利。