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△軍艦土佐に似ていることから「軍艦島」と呼ばれるようになった長崎県に浮かぶ端島

ユネスコの諮問機関イコモスの勧告により、ユネスコ世界文化遺産への登録が濃厚となった「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」は幕末から明治時代にかけて日本の重工業を支えた23の資産で構成されています。
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このままユネスコ世界文化遺産への登録が決まれば、「富士山」「富岡製糸場と絹産業遺産群」つづき3年連続で、日本における世界文化遺産が新規登録されるということになります。

ユネスコ世界文化遺産への登録が濃厚になった「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」23施設のうち、とりわけ独特の異彩を放っているといえば、廃墟と化した無人島「軍艦島」でしょう。

以下、軍艦島の概要や東京からの交通アクセスについて簡単に紹介します。


<軍艦島とは>

「軍艦島」はユネスコ世界文化遺産への登録が濃厚になった「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」23施設のうちのひとつです。

正式には、軍艦島は端島(はしま)という島で、長崎港(長崎県長崎市)の南西の海上約17.5km地点に浮かんでいます。

(地図)

△軍艦島(端島)の場所(長崎県長崎市)

軍艦島(端島)は南北約480m、東西約160m、海岸線の全長は約1200mという小さな島。

島の中央には岩山がそびえ、海上から遠望した外観が、軍艦「土佐」に似ていることから、いつからか「軍艦島」と呼ばれるようになりました。

<かつて炭坑で栄えた軍艦島>
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△廃墟と化した無人島 軍艦島(端島)の内部

軍艦島(端島)は現在は廃墟だけが残されている無人島ですが、かつては、東京をしのぐ人口密度の高い島だったと伝えられています。

かつて軍艦島(端島)には何かがあったかというと、端島炭坑という海底炭坑がありました。

石炭全盛期には、端島炭坑は24時間フル稼働し、真夜中でも明るく灯が灯っていたことから「不夜城」とも称されていたことも。

炭坑の周辺には炭鉱夫たちが住むための高密度集合住宅が並び、小中学校もありました。

しかし、エネルギーが石炭から石油へと移行し、炭坑の役割が終焉を迎えたことから昭和49年(1974年)に端島炭鉱は閉山。

炭鉱夫たちは次々と本土へと帰還し、軍艦島(端島)は無人島になりました。それから40年近い年月が流れた今、軍艦島(端島)には、廃墟となった高密度住宅や炭鉱施設が残されています。
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<軍艦島上陸・周遊ツアーとは/軍艦島コンシェルジュ>

軍艦島(端島)は無人島ですが、上陸をする手段はあります。それは現地の船会社※が主催している「軍艦島上陸ツアー」に参加することです。

高島海上交通HP/発着地 長崎港)
やまさ海運HP/発着地 長崎港ターミナル 浮桟橋)
軍艦島コンシェルジュHP/発着地 長崎港 常盤桟橋)

軍艦島上陸ツアーを主催しているのは上記の三社です。

それぞれ、集合場所、ツアー出発時間、軍艦島での段取り、ツアー料金ほか異なっています。

ここでは船内でも現地でもガイドが案内を行う、軍艦島コンシェルジュ「軍艦島上陸・周遊ツアー」について記載したいと思います。

軍艦島コンシェルジュ「軍艦島上陸・周遊ツアー」は現地ガイドの案内で、軍艦島周遊、軍艦島上陸を含め、約2時間50分かけて、常盤桟橋〜軍艦島を往復します

(ツアー代金大人3600円〜+上陸代300円/2015年4月現在、1日2便)

軍艦島上陸・周遊ツアーの詳細はこちら

常盤桟橋から軍艦島へ向かうのは、130人乗りの舟「マーキュリー」。

出港すると、軍艦島と並び旧グラバー亭などを背に海上へ進み、高島、中ノ島などをかすめ、軍艦島(端島)のドルフィン桟橋より島に上陸します。

そして軍艦島の敷地のなかの約220mの見学ルートを散策。

約40年前まで稼働していた炭鉱施設、高密度住宅群、廃校となった端島小中学校などの風景を巡り、炭坑施設接岸して約1時間後に船は離岸します

軍艦島全景 gunkanjima odyssey archives/オープロジェクト.


<東京駅から鉄道を使って軍艦島に行く交通手段>

長らく、知る人ぞ知る観光スポットであった軍艦島(端島)ですが、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」がユネスコ世界文化遺産への登録が濃厚になったことで注目度が高まり、これからはたくさんの観光客がやってくることは必至。

早めに足を運んでおきたいものです。さて、そんな軍艦島(端島)へ東京から行くには、どのような交通手段で行けば良いのでしょうか?

以下、新幹線を利用した交通アクセスについて紹介します。

東京駅

↓@(新幹線のぞみ号 約5時間10分)

◆博多駅

↓A(JR特急かもめ号 約2時間)

◆長崎駅

◆長崎駅前電停

↓B(長崎電気軌道(1系統)正覚寺下行 5分)

◆築町電停

↓B(長崎電気軌道(5系統)石橋行 約4分)

◆大浦海岸通電停

↓C徒歩30秒

常盤ターミナル(軍艦島周遊・上陸ツアー集合地)

◆常盤桟橋

⇅ 船(軍艦島コンシェルジュ「軍艦島周遊・上陸ツアー」)

軍艦島(端島)

@東海道・山陽新幹線「のぞみ号」(東京駅〜博多駅)

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△東京〜博多を結ぶ東海道・山陽新幹線「のぞみ号」

東京駅〜博多間は、東海道・山陽新幹線の速達列車「のぞみ号」で約5時間10分です。

新幹線「のぞみ号」には、普通車(自由席、指定席)、グリーン車が連結されています。

AJR特急「かもめ号」(博多駅〜長崎駅)

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△博多〜長崎を結ぶJR特急かもめ号

新幹線「のぞみ」を博多駅で降りると、次JR九州(在来線)の特急列車「かもめ号」に乗り換えます。

JR特急「かもめ」で博多〜長崎の所要時間は約2時間です。

B長崎電気鉄道(長崎駅前電停〜築町電停〜大浦海岸通電停)

長崎電気鉄道は、長崎市内を走る路面電車です。まずは長崎駅前電停から1系統「正覚寺下行」に約5分乗った築町電停で下車。

降りるときに乗換券を貰い、反対側の停留所から5系統「石橋行」に乗り換えて2つ目の停留所にあたる大浦海岸通電停で下車します。

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△長崎電気鉄道の路線図(軍艦島コンシェルジュHPより)

C徒歩(大浦海岸通電停〜常盤ターミナル)

大浦海岸通電停で路面電車を降りると、レストラン「ガスト」の方向に30秒ほど歩きます。

その隣が、軍艦島コンシェルジュ主催「軍艦島周遊上陸ツアー」の集合場所である「常盤ターミナル」です

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△常盤ターミナル付近のMAP(軍艦島コンシェルジュHPより)

(宿泊情報)野母崎 海の健康村
雄大な海と「軍艦島」を一望できる全室オーシャンビューの客室を備えたホテル


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JR特急列車に乗車する場合、みどりの窓口などで事前に座席指定券を予約しておくと便利。