全国の駅弁には、ユニークな容器に入った弁当がいくつかありますが、JR高崎駅などで販売されている駅弁「だるま弁当」はその筆頭格に挙げられるでしょう。
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△だるまの顔を形をした容器に入った群馬県高崎駅の駅弁「だるま弁当」

駅弁「だるま弁当」は、だるまの顔をした赤い容器に入った駅弁。調製元は高崎市内にある駅弁の老舗、高崎弁当です。
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もともと、駅弁「だるま弁当」は高崎市郊外にある少林寺達磨寺で毎年1月に催される「だるま市」という行事にちなみつくられた駅弁。
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△駅弁「だるま弁当」などを販売しているJR高崎駅改札階にある駅弁売り場

閑雅静寂な境地で、禅の心と四季の味覚を味わうことが念頭に置かれ、山の幸を中心に、黄檗普茶料理風に調理がなされています。

昭和35年より販売がスタートしました。

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△透明の袋のなかには、丸っこい形状の駅弁「だるま弁当」がごろり

だるまの顔が型どられた駅弁「だるま弁当」の赤いプラスティック製のふたを開けると、さまざまな山の幸が目に飛び込んできました。
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早速、一品一品味わってみることに。

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△群馬県ならではの滋味あふれる山の幸がてんこ盛りの駅弁「だるま弁当」

それにしても、茶飯の上にはさまざまな具材が並んでおり、五感を楽しませてくれます。

中央部に盛りつけられているのは鶏肉焼き。旨味が詰まり、なかに入っている牛蒡の独特の味も重なって深みのある味わい。

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△一品一品が味わい深い、JR高崎駅の名物駅弁「だるま弁当」

山菜煮(蕨、筍、えのき茸)はシャキシャキしていてダシが染みています。栗甘露や筍煮は上品な甘い味付け。

蒟蒻は2種類あり、いずれも弾力があって歯ごたえよし。赤蒟蒻煮はほんのり甘みがあり、黒蒟蒻煮はぴりりとした辛味あり。

群馬ならではの風土を感じさせてくれます。

山くらげ漬はごまがかかっていてコリコリした食感と甘酸っぱさが食欲増進にぴったり。

ハナマメは大ぶりで甘さがふわーっと広がり、椎茸煮は分厚くしっとりとした食感。

カリカリ梅は粒が大きく、ほどよい甘酸っぱさを秘めています。山牛蒡漬は地味溢れよいアクセントに。

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△駅弁「だるま弁当」には群馬県の豊かな山々を想起させる新鮮な具材が盛り沢山

容器に敷き詰められた茶飯はほんのり甘みがありました。醤油味で炊かれている茶飯で、山の幸との取り合わせもバッチリ。

駅弁「だるま弁当」は全体として、山深い群馬県の地域性を、やさしい雰囲気で味あわせてくれる駅弁だと感じました。

また、だるま型の容器に入っている点も個性的。ちなみにこの容器は、貯金箱や願掛けとしても再利用できるのだとか。

それにしても、縁起の良さそうな駅弁です。

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△特急列車も停車する交通の要所であるJR高崎駅

<駅弁「だるま弁当」DATA>

調製元:高崎弁当(株)
販売価格 1000円(税込)
販売時間 高崎駅(6:30〜21:00)
カロリー 634Kcal


販売場所
・JR高崎駅
・JR東京駅
・JR大宮駅
・新潟新幹線車内(東京〜新潟)
・横川SA(上信越自動車道・下り線)
・高崎弁当株式会社本社
           ほか
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