「富士山に一番近い鉄道」をキャッチフレーズに山梨県の大月駅〜河口湖駅間26.6kmを結んでいる鉄道 富士急行。富士急行では個性的な観光快速列車「富士登山列車」を運行しており、その人気が高まっています。
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△富士急行の人気観光快速列車「富士登山列車」

2015年8月現在、富士急行の観光快速列車「富士登山列車」は木曜日をのぞいた毎日運行中。乗車には乗車券に加え、着席券(大人・こども共に200円)が別途必要になります。定員制で指定席ではありません。

<デザインは水戸岡鋭治氏!富士登山列車 車両の魅力>

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△富士急行「富士登山列車」のデザインはJR九州特急デザインなどで知られる水戸岡鋭治氏

富士急行の観光快速列車「富士登山列車」のデザインを手がけたのは、工業デザイナー水戸岡鋭治氏が主催するドーンデザイン。水戸岡鋭治氏といえば、JR九州の観光列車や特急列車のデザインで知られる人物です。

富士急行の観光快速列車「富士登山列車」は2両編成での運行。車両の外装は、落ち着いた雰囲気のさび朱色に統一されています。その内装は、木の温もりを感じさせる和やかなムード。木材や布など自然素材がふんだんに使われおり、床や壁はもちろんのこと吊革までもが木でできいるという徹底ぶり。
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△木のぬくもりを感じさせる富士登山列車(青富士車両)の車内

また、座席や設備が多彩で乗客が楽しめるようにさまざまな工夫が凝らされているのも、富士急行の観光快速列車「富士登山列車」の特徴です。

ソファー席、ロングベンチ、展望カウンター、ライブラリーコーナー、ベビーサークル、富士見窓・・富士山や自然あふれる沿線の車窓風景を味わいながら列車内の雰囲気も楽しめるよう工夫が凝らされているのです。

車両は「赤富士車両」「青富士車両」とそれぞれ若干趣向が違っています。「赤富士車両」は茶色をベースに暖色系統の色彩でまとめられた空間。レトロな雰囲気が醸し出されています。一方の「青富士車両」は白木の色合いと座席モケット青色が調和した明るい雰囲気の車両となっています。
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△レトロで落ち着いたムードの富士登山列車(赤富士車両)

また各車両の内装には富士吉田市の特産品である甲斐布をつかった飾りが随所に配置されているのも見どころのひとつ。「赤富士車両」「青富士車両」の連結部は暖簾になっていてこちらも暖かみを感じさせる特徴的なアイテムです。
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△車両が暖簾で仕切られているのもユニーク

その他、鉛筆、目覚まし時計、ポストカードほか、オリジナルグッズも販売されているなど列車内にはいろいろな楽しみが用意されています。車内を探検し、さまざまな角度から富士山ほか車窓の眺望も楽しめる雰囲気。

富士急行の快速列車「富士登山列車」で車内を探検したり車窓を眺めたりアテンダントさんの話に耳を傾けたりしているうちに、あっという間に大月駅〜河口湖駅の小一時間が過ぎていることでしょう。
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△車両の一角には富士急行にまつわるグッズを集めた展示コーナーも

<富士観光列車 車窓の見所は?>

大月駅を出発した富士急行の「富士登山列車」は、ゆっくりと大月市内の住宅街を抜けていき、山中湖を水源とする桂川の渓流に沿う山林のなかを勾配をあげなら走っていきます。車窓にはちいさな集落と田んぼが過ぎていきます。それにサルスベリの花の可憐な色彩が華を添えます。
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△富士急行は高低差500mを走る登山鉄道。車窓には豊かな緑が展開する

田野倉駅を過ぎると、頭上に高速道路の高架のようなものが過ぎていきます。この高架はリニアモーターカーの実験線です。三つ峠駅を出ると、車内に歓声があがりました。左車窓に、富士山の山容が雄大にうかびあがったのです。標高3776mを誇る日本一の独立峰 富士山。そのスケールは周囲の険しい山々と比べても群を抜いている存在です。
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△三つ峠駅を出ると左車窓には富士山が顔をのぞかせる

標高809mの富士山駅で、富士急行の快速列車「富士登山列車」は進行方向を変えてなおも勾配を上がっていきます。富士山駅は富士山観光の玄関口で、駅前から富士山5合目、山中湖、御殿場方面へのバスが運行しています。リュックサックを背負った登山客がどっと降りていきました。

富士山駅を出ると程なくして遊園地「富士急ハイランド」の目の前に駅がある富士急ハイランド駅に停車。緑のなかを駆け上がり富士急行の快速「富士登山列車」は終点の河口湖駅のホームに滑り込みます。
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△終点の河口湖駅に到着する富士急行の快速列車「富士登山列車」

河口湖駅から徒歩圏内には広大な河口湖が広がっていて、遊覧船やロープウエイなど富士山周辺の観光を楽しめるようになっています。

宿泊情報)楽天で予約できる富士急行沿線の人気宿
大月駅周辺および近郊の宿一覧 ・富士山駅周辺および近郊の宿一覧 
河口湖駅周辺および近郊の宿一覧

富士登山列車の停車駅
大月駅、三つ峠駅、下吉田駅、富士山駅、富士急ハイランド駅、河口湖

富士登山列車の運賃)乗車券に加え着席券(200円)が別途要(事前予約制/座席定員制)

列車時刻表大月駅富士山駅富士急ハイランド駅河口湖駅

鉄道をつかった旅にはさまざまな魅力があります

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JR特急列車に乗車する場合、みどりの窓口などで事前に座席指定券を予約しておいたり、時刻表を片手に停車駅や時間を調べておくと便利ですよ。

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JR特急電車や新幹線を使った列車旅はスピードと快適さが魅力です。ゆったりとしたリクライニングシートに腰かけて楽な姿勢を取りながら、静かで優雅な旅を楽しめることでしょう。停車駅も少なく、次々と車窓風景が変わっていきます。足早に目的地に到着し観光やビジネスに時間をたっぷりとれるというのも、JR特急列車や新幹線を利用するメリットです。一方、鈍行列車を使った列車旅にはまた違った趣があります。レールの軋みに合せてゆっくり車窓風景が展開していきます。小まめに停車する駅では沿線の学生やサラリーマンたちが乗り降りし、会話が聞こえてきます。そこには地域の文化をや気質が見え隠れしてそこにも面白さがあります。
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鉄道を使った旅には、目的地にたどり着く交通手段としてだけではなく、地域の人々や四季の風物を味わえる物語が展開しているような気がします。
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