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△高尾駅に停車するJR中央本線の甲府行普通列車

東京から山梨県の甲府に行く用事があり、久しぶりに鈍行列車の旅を楽しんでみることにしました。

JR中央本線を走る中央特快で高尾駅まで行くと、隣のホームに甲府行の普通列車が停車していました。
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ステンレスに水色のラインが入った甲府行普通列車は高尾駅を出ると、中央自動車道の高架を右に見ながら西に走っていきます。

車窓はそれまでの住宅街が広がる都会の風景から一変。一気に緑の占める割合が高まっていきました。
列車は長いトンネルをくぐって山々を貫いていきます。

圏央道の高架をくぐり、左手に高尾山の豊かな山並みが展開すると甲府行JR普通列車は相模湖駅に停車。

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その駅名の通り、まちを隔てて南側には人造湖の相模湖が広がっておりキャンプやバーベキューなどアウトドアのメッカとなっています。

また、石老山ハイキングコースの下車駅でもあるからか、リュックサックを背負ったハイキング客が列車をどっと降りていきました。
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相模湖駅を出ると、トンネルに入り、出るとまたトンネル。その合間に、左車窓には相模湖の湖面が一瞬見えました。

渓谷に沿って列車は西にひた走り山すそに駅舎がある藤野駅に停車。
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△列車は緑豊かな渓谷に沿って走っていく

藤野駅を出ると、トンネルが連続した後、次第に高台にあがっていき左車窓にまちなみと桂川の水面を映し出して上野原駅に停車。

なおも甲府行JR普通列車は険しい山を貫いていきます。

清らかな渓流を渡り御前山や高柄山に囲まれた狭い山間の地をゆくとだんだん川幅も狭くなっていきます。深い渓谷を時折車窓にうつしだしながら程なく走ると四方津駅に停車。

特急あずさ号の通過待ちで甲府行のJR普通列車は数分間停車しました。

四方津駅を出るとさらに甲府行JRの普通列車は険しい山の中に分け入っていきます。トンネルをくぐり渓谷が見えるとまたトンネル。それにしても山深い地です。

渓谷に沿って素朴なまちなみが見えると梁川駅に到着。車窓はもう緑一色かトンネル。

車窓の変化に乏しくなってきたなと思っていると、鳥沢駅を出たところで左車窓に絶景が広がりました。

桂川が流れ、高台から田畑の緑と茶色が連なる開放的な景色。思わずシャッターを何枚も切りました。と思うと甲府行JRの普通列車は再びトンネルのなかへ。
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△のどかな田畑や集落を一望できる絶景が車窓に展開

右に猿橋公園が過ぎまちなみが広がってくると猿橋駅に停車。

赤い橋が印象的です。住宅街を過ぎていきこんもりした山に岩殿城跡の看板を見て街並みが広がってくると、JR特急かいじ号の停車駅でもある大月駅に到着。

大月駅は「富士山に一番近い鉄道」こと富士急行との乗換駅。

隣の富士急行専用ホームには、元小田急ロマンスカーあさぎり号として活躍していた「フジサン特急」が停車しており大勢の登山客が集まっていました。 
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△甲府行JR普通列車の座席

大月駅を後にすると、甲府行JR普通列車は桂川を渡り再び緑のなかへ。渓流と山裾に点在する家々を時折実ながら、どんんどん山深くなっていきます。

地図を開いてみると、左手の緑の一角には、リニアモーターカーの実験線が走り、山梨県立リニア実験センターなどの施設もあるのだとか。

さまざまな人の未来への夢がつまったエリアなんだなと思いつつ、人家が増えてくると列車は初狩駅に停車。

初狩駅を出ると甲府行JRの普通列車は高台に上っていき中央自動車道と平行して、眼下のまちなみや田んぼを見下ろして走っていきます。

笹子駅を出ると笹子トンネルへ。なかなか出口が見えてきません。なんせ4600m以上もあるのですから。

トンネルを出ると甲斐大和駅。右手には源五郎岳がそびえ甲斐の国を北上していき、勝沼ぶどう郷駅、甲州市の中心部である塩山駅、東山梨駅と停車していきます。

少しうとうとしていて目が覚めると、車窓は明るくなっていました。

どこまでも桃畑が広がり、その向こうには雄大なアルプスの山並み。何ともいえない心いやされる風景です。
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△どこまでの広がる桃畑とアルプスの山並み

山梨市駅を出てからも開放的な車窓風景はつづきます。

甲府盆地を駆け抜け春日居町駅。温泉ホテルが立ち並びはじめると、甲府行JR普通列車は、特急あずさ号やかいじ号も停まる石和温泉駅に停車します。

石和温泉駅は京浜地区の奥座敷として知られる名湯 石和温泉の最寄り駅。

石和温泉は昭和36年(1961年)に開湯した比較的新しい温泉で1km以上に及ぶ温泉街には50軒近い温泉宿が並び湯客たちで連日にぎわっています。

石和温泉の湯は無色透明の単純アルカリ泉で、しっとりと肌にやさしいのが特徴の温泉です。

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石和温泉駅を出ると車窓には見渡す限りのぶどう畑が広がります。

ぶどう畑はなかなかとぎれません。フルーツ王国山梨県ならではの絶景に心躍りました。
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△見渡す限りのぶどう畑。フルーツ王国山梨県ならではの風景が車窓に展開

酒折駅を過ぎるとぶどう畑がとぎれ住宅街が連なり始めます。

左に鶴舞城の石垣をゆっくり過ぎていくと、JR甲府行普通列車は終点の甲府駅に到着。
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△鶴舞城の石垣が見えると甲府駅まで程なくの距離

次に乗り換える松本方面への普通列車が反対ホームにまもなく入線です。鈍行列車の旅はつづきます。
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JR特急列車に乗車する場合、みどりの窓口などで事前に座席指定券を予約しておくと便利。

井上晴雄 絵画作品集〜心を癒す日本の旅風景〜