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△昭和年代活躍する富山地鉄(富山地方鉄道)の車両

富山県の東部を走る私鉄 富山地鉄(富山地方鉄道)は、100km以上の路線を有し、電鉄富山駅から立山や宇奈月温泉方面を結んでいます。

そのうち立山方面へ向かう列車は、電鉄富山〜立山駅間約34km(高低差465m)を走ります。
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<映画RAILWAYS2の舞台となった富山地鉄>

富山地鉄といえば、映画2011年に公開された映画「RAILWAYS2〜愛を伝えられない大人たちへ〜」の舞台となった鉄道路線としても話題になりました。
そのストーリーは、定年退職を控えた電車運転士 三浦友和演じる滝島と妻佐和子の夫婦の愛情を描いた物語です。
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古びた木造駅舎の数々や雄大な立山連峰を背景に映画ロケは行われました。

そのなかを元西武鉄道特急レッドアロー号、元京阪特急テレビカー、富山地鉄生え抜きの14720系・14760電車といった名列車が力強く走るさまは視聴者の心をがっちりととらえました。
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<電鉄富山〜立山の車窓など>

電鉄富山駅は4線のホームに列車が発着しています。
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△電鉄富山駅構内には映画「RAILWAYS2」のロケ地となったことを示す案内板も

映画「RAILWAYS2〜愛を伝えられない大人たちへ〜」では物語の冒頭シーンに登場した駅。

当日は、ホームに停車している列車のうち、立山行の列車に乗車してみました。
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△電鉄富山駅に停車する立山行普通列車(右)と岩峅寺行普通列車(左)

富山地鉄の特急列車として長らく活躍してきた車両。シートは赤色を基調にした転換クロスシートで昭和の空気感がただよっています。
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△昭和の香りがする座席

電鉄富山駅を後にした立山行の富山地鉄普通列車は北陸新幹線の高架を見上げ、モーター音をあげながら官公庁が並ぶ富山市内の市街地をゆっくり駆け抜けていきます。

稲荷町駅で不二越線の線路が右手に分かれていきます。ちなみに映画「RAILWAYS2〜愛を伝えられない大人たちへ〜」では、運転士 徹の最後の運転を同僚が見送るシーンが撮影された駅です。

東新庄、越中荏原と住宅のなかを縫うように走り、立山から流れ出る常願寺川の鉄橋を渡ると、車窓には広大な田んぼが広がりはじめます。

連なる田んぼの向こうには劔岳はじめ雄大な立山連峰の山並みが並びます。
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△車窓には広大な田園と残雪の山々が並び始める

何とも雄大な光景に車窓にくぎづけになりました。

特急も停車する木造駅舎の寺田駅を出ると、左手に宇奈月温泉方面へ向かう富山電鉄本線の線路が遠ざかっていき、立山行の富山地鉄普通列車は大きくカーブを描きながら南方向へ走っていきます。
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△寺田駅ほか、富山地鉄は古い駅舎が多く残されているのも魅力的

広々とした田園が車窓に展開し小さな集落が次々と過ぎていきます。

立山を祀る雄山神社の最寄り駅である岩峅寺駅を出ると、列車は次第に勾配をあげながら立山連峰に向かって走っていきます。

岩峅寺駅は映画「RAILWAYS2〜愛を伝えられない大人たちへ〜」では徹が深山と再会するシーンが、千垣駅を出て常願川を鉄橋でわたったところにある有峰口駅では、電車に乗った信子が救急車で運ばれるシーンが撮影されたのだとか。
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△雄大な立山連峰を背景に走る富山地鉄の列車

周囲は1000mを越える山。本宮駅からはトンネルで山を貫き再び常願川を渡ると、列車は終点の立山駅に到着します。

立山駅は標高474m地点にある駅で、立山黒部アルペンルート(※)立山ケーブルカーの乗換駅です。

(立山黒部アルペンルートとは)

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△立山黒部アルペンルートのハイライトのひとつ室堂のみくりが池(写真提供(公社)富山県観光連盟)

立山黒部アルペンルートは3000m級の山々が連なる立山連峰を、ロープウエイやトロリーバスなど6つの乗り物を使って横断するルートです。

立山黒部アルペンルートの途中には、雷鳥が生息する室堂のみくりが池や、日本最大級のアーチ式ダム 黒部ダムなど見どころたくさん。

なお、立山黒部アルペンルートは冬は深い雪に閉ざされるため、4月上旬〜11月末のみの開通します。
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JR特急列車に乗車する場合、みどりの窓口などで事前に座席指定券を予約しておくと便利。