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△まさに鉄道遺産!福岡県北九州市のJR折尾駅で見た駅弁立ち売りの風景

「弁当〜〜!」「弁当〜〜!」

ホームに列車が到着するたびに、おじさんの声が駅舎にこだまします。

今となってはなかなかお目にかかれる機会がない、駅弁立売りの風景です。
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ここはJR鹿児島本線とJR筑豊本線が交わるJR折尾駅。

JR折尾駅といえば、駅弁「かしわめし」が全国的に有名な存在。

調製元の東筑軒が創業した大正10年(1921年)から販売されているロングセラー駅弁で「うまい駅弁九州NO1」に輝いたこともある存在です
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△JR折尾駅名物の駅弁「かしわ飯」。九州駅弁グランプリでも常に上位にランクされている

「弁当〜〜!」の声につられて駅弁立ち売りのおじさんのもとに。おじさんはもちろんJR折尾駅名物の駅弁「かしわ飯」をたくさん抱えていました。
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「かしわ飯(大)をひとつください」と告げると、「ありがとうございました!」とはちきれんばかりの声と笑顔が返ってきました。
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△JR折尾駅は特急列車も停車する主要駅

「九州のご旅行ですか?」

「はい、鹿児島あたりまで行ってみようと思います」

「いいですねえ。どうぞ良いご旅行を!」

そんな短い会話もした後、駅弁「かしわ飯」が入った袋を片手に、やってきたJR鹿児島本線の列車に乗り込みました。

かしわめしは、北九州の郷土料理である鶏(かしわ)と鶏の炊き込みごはんをつかった料理です。

折尾がある北九州のイラストが描かれた掛け紙をとると、経木の折箱のなかに細かく刻まれた鶏肉、錦糸卵、刻みのりが線を描くように彩りよく敷き詰められている光景が目に飛び込んできました。
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△90年以上のロングセラー駅弁「かしわ飯」。調製元は東筑軒

具材のメインである鶏肉は甘辛く煮こまれていて旨みが詰まっています。それに錦糸卵のほんのりした甘みと海苔の潮の香りがよい感じで絡み合います。

その下に敷き詰められた炊き込みご飯は粒が大きくもっちりした食感。うるち米が使われていて、ほんのり甘みのする味付けがなされています。

この炊き込みごはんもとことんこだわりがあり、鶏肉をはじめ鰹節、昆布、みりん、醤油ほかさまざまな厳選素材でダシがとられているのだとか。
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△秘伝の味付けがなされた炊き込みご飯と鶏肉ほか具材の味わいがベストマッチ

鶏肉、錦糸卵、刻みのりは、やさしい甘みと旨みを秘めた炊き込みご飯のと相性も抜群。噛めば噛むほど、鶏ならではのやさしい甘みとうまみが口のなかに広がりました。

そこに甘納豆、奈良漬、昆布煮、生姜漬もイロドリを添え、あっという間に完食。ボリュームもありお腹もいっぱいになりました。

JR折尾駅名物の駅弁「かしわ飯」。評判通りのその味の良さも然ることながら、駅弁立ち売りのおじさんと会話をして購入できたことも、九州ひとり旅のあたたかい想い出になりそうです。

<駅弁「かしわ飯」>

(調製元) 東筑軒
駅弁 かしわ飯(大)18.8p×18.8p
駅弁 かしわ飯(小)21.1p×11.8p
(販売場所)東筑軒売店(JR折尾駅、JR戸畑駅、JR八幡駅、JR黒崎駅)ほか、東筑軒本社、小倉井筒屋見せ、博多大丸店ほか
(カロリー)
駅弁 かしわ飯(大)866.1キロカロリー
駅弁 かしわ飯(小)674.1キロカロリー
(地図)

※立ち売り:8:00〜13:00、14:00〜16:00/水曜休、不定休 JR折尾駅4、5番ホーム
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JR特急列車に乗車する場合、みどりの窓口などで事前に座席指定券を予約しておくと便利。

井上晴雄 絵画作品集〜心を癒す日本の旅風景〜