IMG_8014北海道新幹線「はやぶさ」(東京〜新函館北斗).JPG
△北海道新幹線「はやぶさ」(東京〜新函館北斗)

全国のJR普通・快速列車が乗り放題になるJRの人気企画きっぷ「青春18きっぷ」。

そんな青春18きっぷを利用して、北海道をのんびり旅したいという人も多いのではないでしょうか?

しかし、問題になるのは、本州から北海道へ抜ける青函トンネルにはJR在来線が走っていないこと。

それは北海道新幹線の延伸開業によって、青函トンネルを通って津軽海峡を抜ける列車はすべて新幹線に置き換えられてしまったからです。

新幹線は周知のとおり、青春18きっぷは基本的に活用することができません。しかし北海道新幹線においては特例があります。

それは「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」(2300円:大人こども同額)を別途購入すれば、奥津軽いまべつ駅〜木古内駅間については北海道新幹線(自由席利用)で移動することができるというものです。

青春18きっぷに2300円加えるだけで北海道新幹線で快適に北海道へ行ける!

それはとても便利でオトクだといえるかもしれません。しかしその一方で、「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」は「使えない」という声も!?

そこで以下、「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」の活用ルールや値段、「使い物にならない」という声がある理由について調べてみました。
スポンサーリンク


<「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」とは>

(地図)


(青春18きっぷ北海道オプション券の活用ルール)

「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」の適用ルールは、北海道新幹線の区間のうち奥津軽いまべつ駅〜木古内駅間および、道南いさりび鉄道(木古内駅〜五稜郭駅間)を特例として青春18きっぷと併用して乗車するできるというものです。

北海道新幹線に乗るときは、まず青春18きっぷのスタンプを押してもらい、「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」をそれに併用する形で提示して新幹線改札口に入場します(オプション券のみでの利用はできません)。

北海道新幹線の座席で利用できるのは、自由席の空席のみ。道南いさりび鉄道の区間では、木古内駅、五稜郭駅で途中下車することができます。
IMG_8022北海道新幹線「はやぶさ」の座席.JPG
△北海道新幹線「はやぶさ」の座席

(値段)「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」は2300円(大人こども同額)です。

「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」1枚につき、片道1回のみで有効期間は1日。発売場所は、青春18きっぷと同じく、全国のJR主要駅、主要旅行会社、JR旅行センターなど。

(2018年の利用期間:春夏冬)

先日JR各社から2018年の青春18きっぷの利用期間や発売期間が発表されましたが、「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」もそれと全く同期間ということになります。

春:利用期間 2018年3月1日〜4月10日(発売期間は2018年2月20日〜4月10日)
夏:利用期間 2018年7月20日〜9月10日(発売期間:2018年7月1日〜9月10日)
冬季>利用期間:2018年12月10日〜2019年1月10日(発売期間:2018年12月1日〜2019年1月10日)

奥津軽今別付近


木古内付近


(オトクだという声と「使い物にならない」という声がある理由)

一見すると、青春18きっぷに2300円加えて「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を購入するだけで北海道新幹線に乗れるのはお得だと思われがちです。

実際に、「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を活用してオトクだと感じている人も少なくないでしょう。

しかし、中には「使い物にならない」といったネガティブな意見もあるのが事実です。

どういうことか理由を調べてみると、JR津軽線および道南いさりび鉄道は列車本数が少なく、とにかく接続が悪いということが背景にあることがわかってきました。

ということで、新青森→函館に観光目的で行くと仮定し、2018年3月17日以降の平日ダイヤで路線検索してみました。

すると、新青森駅から函館まで「青春18きっぷオプション券」を利用して移動する場合、以下の4パターンしかないことがわかりました。

パターン@
新青森駅5:54発ー(JR津軽線)−津軽二股駅7:38着ー(徒歩約5分)−奥津軽いまべつ駅8:12発ー(北海道新幹線)−木古内駅(8:48着 乗り換え 10:13発)ー(道南いさりび鉄道)−函館駅11:13着

パターンA
新青森駅10:32発ー(JR津軽線)−津軽二股駅12:15着ー(徒歩約5分)−奥津軽いまべつ駅13:47発ー(北海道新幹線)−木古内駅(14:23着 乗り換え 15:18発)ー(道南いさりび鉄道)−函館駅16:22着

パターンB
新青森駅12:54発ー(JR津軽線)−津軽二股駅14:24着ー(徒歩約5分)−奥津軽いまべつ駅17:01発ー(北海道新幹線)−木古内駅(17:37着 乗り換え 19:00発)ー(道南いさりび鉄道)−函館駅20:00着

パターンC
新青森駅15:15発ー(JR津軽線)−津軽二股駅17:15着ー(徒歩約5分)−ー奥津軽いまべつ駅19:01発ー(北海道新幹線)−木古内駅(19:37着 乗り換え 20:21発)ー(道南いさりび鉄道)−函館駅21:25着

※JR津軽線の津軽二股駅と奥津軽いまべつ駅は隣接していて徒歩5分ほどで移動可能。

(地図)


「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」をフル活用し、JR津軽線(新青森〜津軽二俣)、北海道新幹線(奥津軽いまべつ〜木古内)、道南いさりび鉄道(木古内〜函館)ルートで新青森〜函館に移動したとき、所要時間はそれぞれパターン@5時間19分、A5時間50分、B7時間6分、C6時間10分でした。

どうしてこれだけ所要時間が長いのかというと、列車の本数が少ないだけに、奥津軽いまべつ駅および木古内駅での待ち時間がどうしても大量に発生してくるからです。

飲食店などいろいろある木古内駅付近なら時間つぶしはそれなりにできても、奥津軽いまべつ駅付近は時間をつぶす手段があまりない・・という事情もあるようですね。
スポンサーリンク


(時間の差)

もし新青森〜新函館北斗〜函館まで「青春18きっぷオプション券」を使わず北海道新幹線とJR在来線のみで移動するとしたら、所要時間はどれくらいかかるのでしょうか?

それはなんと、約1時間30分ほどです。

※北海道新幹線(新青森〜新函館北斗間 乗車時間約1時間5分)+JR在来線(新函館北斗〜函館間|函館ライナー 乗車時間約20分)

すると、「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を使ったパターン@〜Cの所要時間と比較してその時間差を計算すると、3時間49分〜5時間36分もの差が発生するということになります。

(料金の差)
IMG_8038.JPG
では料金面はどうなのかというと、もちろん北海道新幹線+在来線のほうが高いです。

新青森〜新函館北斗を「新幹線オプション券」で購入せずに移動すれば、青春18きっぷは使えずそのまま新幹線の料金がかかってしまうので、北海道新幹線で6740円(乗車券2810円 特別料金3930円)が必要になります。

そこから新幹線オプション券(2300円)利用パターンとの料金の差を計算すると6740円−2300円=4440円ということになります。

3時間49分〜5時間36分長くかかるけど4440円節約出来たほうがお得と考えるのか、それだけの時間差があるのは損だと考えるのかは人それぞれだと思います。

ちなみに私の場合、新青森〜新函館北斗間は少々高くても北海道新幹線で素早く移動してしまって、函館の観光に時間を充てたいですね・・。

(他の代替手段)

あるいは津軽海峡フェリー(函館〜青森航路)を利用するというパターンも考えられます。こちらは青森フェリーターミナル〜函館間の移動時間は3時間40分、スタンダードで片道2200円(通常期)です。こちらの場合、「新幹線オプション券」と値段もほぼ同じですし所要時間を少し節約できるかもしれません。鉄道旅もよいですが船旅も旅情もあってなかなかよいものですよ。

→新函館フェリーの時刻表HP

※津軽海峡フェリーターミナルへはJR青森駅からバスで約10分、函館フェリーターミナルへはJR函館駅からバスで約20分

※JRの時刻表や適用ルール等変更になることがあります。JRのホームページやJR時刻表をご確認ください。
スポンサーリンク

時刻表を片手に停車駅や時間を調べておくと便利。