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津軽鉄道は青森県の津軽平野にある津軽五所川原駅と津軽中里駅間の20.7kmを結ぶ私鉄です。
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津軽鉄道の起点は津軽五所川原駅。JR五能線の五所川原駅と隣接しています。

11月中旬から3月下旬の冬ダイヤの時期になると、津軽鉄道には、名物列車の「ストーブ列車」が2往復運転されます。

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津軽鉄道の「ストーブ列車」に使われている車両には、旧国鉄時代に走っていた客車が使われてレトロなムード。

車内の一角には、だるまストーブが置かれていて、ストーブの上でスルメなどを焼いて食べることも定番となっています。

そんな昔ながらの雰囲気を味わえる津軽鉄道の「ストーブ列車」は観光客たちに大人気。

津軽五所川原駅をでた津軽鉄道の「ストーブ列車」はレールを軋ませながら走っていきます。JR五能線の線路と分かれ旧十川を渡ると、窓外は一面の雪野原が広がります。

五農高前駅、津軽飯詰駅と過ぎ、右車窓には魔ノ岳、十二岳、大倉岳といった標高400〜600m級の山並みが連なりはじめます。

大泊溜池をはじめ溜池が点在するエリアを過ぎ、嘉瀬駅を出ると、津軽鉄道「ストーブ列車」はやや高台を走り視界が開けます。左車窓は雪に覆われた広大な水田地帯。

金木川を渡ると、津軽鉄道の沿線のなかでも見所の多い金木駅に津軽鉄道「ストーブ列車」は到着。

金木駅のある旧金木町は、文豪 太宰治の出身地として知られるまち。
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太宰治の生家は「斜陽館」として現存し、その青森ヒバを多用した豪邸のなかを見学することもできます。
金木駅を出発すると津軽鉄道の「ストーブ列車」の車窓には再び一面の雪景色と山々が連なる風景が展開します。1.5kmほど走ると、芦野公園駅。

芦野公園駅は太宰治の小説『津軽 [ 太宰治 ]』のなかにも登場する駅で春は桜の名所となります。

芦野公園駅を出ると川倉駅、大沢内駅、深郷田駅と2km弱ごとに津軽鉄道の「ストーブ列車」は駅を過ぎていき終点の津軽中里駅に到着。

津軽五所川原駅から津軽中里駅までの所要時間は約45分です。津軽中里駅は、シジミの水揚げが盛んな汽水湖「十三湖」の玄関口として知られています。

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津軽鉄道 DATA

津軽鉄道の時刻表時刻表

料金運賃表
※ストーブ列車は乗車券のほか、別途「ストーブ列車料金」(400円)が必要

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『斜陽のあらすじ』
・・華族に生まれた和子と母は優雅な生活を送っていました。しかし、戦争で直治は行方不明に。そんななか終戦を迎え、豪邸は差し押さえられるなど悲劇が次々と訪れるのでした・・

津軽鉄道の全駅

津軽五所川原駅、十川駅、五農校前駅、津軽飯詰駅、毘沙門駅、嘉瀬駅、金木駅、芦野公園駅、川倉駅、大沢内駅、深郷田駅、津軽中里駅

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JR特急列車に乗車する場合、みどりの窓口などで事前に座席指定券を予約しておくと便利。