福島県の会津若松駅〜新潟県の小出駅間の135.2kmを結ぶのがJR只見線です。
JR只見線は 只見川に沿って連なる渓谷が美しく展開する人気のローカル線です。
JR只見線の列車の起点となるJR会津若松駅は、NHK大河ドラマ『八重の桜』の舞台となった鶴ヶ城(若松城)の城下町の北端にあります。
△鶴ヶ城の城下町を感じさせるJR会津若松駅
会津若松駅を出発したJR只見線の気動車は、しばらく民家のなかを抜け湯川を渡って西若松駅。
西若松駅で会津鉄道と分岐して会津盆地を西へ。磐梯山をバックに広大な田園地帯を抜けていきます。
JR只見線といえば「寅さん」のロケが行われたことでも知られています。『渥美清/男はつらいよ 柴又より愛をこめて』では、会津高田駅から主人公の寅さんが圓蔵寺の門前町にある会津柳津駅に向かうJR只見線の列車旅をするシーンが登場しています。
会津坂下駅を出ると、JR只見線の列車は丘陵地を越えていく形で気多宮宿の街並みを映し出し塔寺駅へ。
滝谷駅を過ぎると、只見川に沿いながらJR只見線の列車は深い渓谷に分け入っていきます。
只見川を鉄橋で3回渡ると早戸駅。春は新緑、秋は紅葉が美しい渓谷です。さらに只見川を遡上し、列車は会津川口駅へ。

本名駅を出ると、ダムを見上げ只見川を鉄橋で渡って本名トンネルに入ります。800〜1300m級の山々に囲まれた只見川沿いを走っていくJR只見線の列車。
まさに秘境といえる車窓風景です。
田子浦ダムを緑の向こうにのぞみつつ、JR只見線の列車は勾配を上り下りして福島県から新潟県の魚沼市へと入っていきます。
民家は見当たらず、山々と川が連続してあらわれる雪風景が展開。
幾多のトンネルを抜けながら、JR只見線の列車は少しづつ山を下りていき、民家が連なりはじめたかと思うと上条駅。
既に米どころの魚沼市に入っており、田園地帯のなかを列車は西へ走っていきます。
越後広瀬駅は、『渥美清/男はつらいよ 奮闘篇』のロケ地となった駅。寅さんが集団就職をする若者たちを見送るシーンが撮影されました。
関越自動車道と交差ししばらく走ると終点の小出駅に到着します。

(JR只見線時刻表)時刻表
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(JR只見線の全駅|停車駅)
会津若松駅、七日町駅、西若松駅、会津本郷駅、会津高田駅、根岸駅、新鶴駅、若宮駅、会津坂下駅、塔寺駅、会津坂本駅、会津柳津駅、郷戸駅、滝谷駅、会津桧原駅、会津西方駅、会津宮下駅、早戸駅、会津水沼駅、会津中川駅、会津川口駅、本名駅、会津越川駅、会津横田駅、会津大塩駅、会津塩沢駅、 会津蒲生駅、只見駅、大白川駅、柿ノ木駅、入広瀬駅、上条駅、越後須原駅、魚沼田中駅、越後広瀬駅、藪神駅、小出駅