
高知県には県の西部と東部に土佐くろしお鉄道という第三セクター鉄道が走っています。高知県の東部に走るのは、土佐くろしお鉄道(ごめんなはり線)。
JR土讃線との接続駅でもある後免駅から、室戸岬にある奈半利駅間の82.5kmを結んでいます。
土佐くろしお鉄道(ごめん・なはり線)にはさまざまな形態の車両が運行していますが、なかでも大人気は「太陽号」。
「太陽号」は車両の先頭が、クジラをイメージして施されたというデザインで、海側がオープンデッキになっています。
土佐湾の潮風を受けながら眼下に広がる景観を満喫できるだけあって、観光客たちのお目当てとなっています。

後免駅を出ると、土佐くろしお鉄道(ごめん・なはり線)の列車は高架を走っていきます。
のいち駅付近までは民家群を見下ろし、よしかわ駅を過ぎると、右車窓には土佐湾が広がりはじめます。
夜須駅付近にはヤシの木が林立するビーチも広がっていてすっかり南国ムード。
ちなみに、夜須駅前には、道の駅を併設した「ヤ・シィパーク」もあり、地元の特産物を手に入れることができます。
夜須駅からトンネルを抜けると再び車窓には土佐湾。
その絶景を車窓に映しだしながら、土佐くろしお鉄道(ごめん・なはり線)の列車は西分駅、和食駅、赤野駅、穴内駅と停車していきます。
この区間、海岸には風光明媚な「琴が浜」がつづきます。室戸岬の海岸線に沿って連なる松林とどこまでも広い大海原・・。旅情あふれる風景です。
穴内前駅を過ぎると、民家の数も増えてきて球場前駅に停車。球場前駅は、阪神タイガースの春季キャンプが行われる安芸市民球場の最寄り駅。
春季キャンプ時には、タイガースファンが数多く乗降します。
ちなみに、土佐くろしお鉄道(ごめん・なはり線)には黄色い車体に縦縞でタイガースのロゴマークまで入った「タイガース列車」という車両も運行していてタイガースファンたちに大人気です。

球場前駅の次は安芸駅に停車。安芸駅の付近は、土佐くろしお鉄道(ごめん・なはり線)沿線のなかでも最もひらけたエリア。
安芸市は三菱財閥を興した岩崎弥太郎の出身地としても知られています。
歴史スポットでは野良時計、岩崎弥太郎生家、安芸城址など人気。
また、安芸駅から路線バスに乗ると、畑山温泉など温泉地にアクセスすることもできます。
安芸駅を出てからも、土佐くろしお鉄道(ごめん・なはり線)の列車は、車窓に太平洋へとつづく土佐湾を映しながら走っていきます。
いよいよ室戸岬の突端が進行方向前方に霞んんで見えてきます。
安芸駅を出てから約20分後、土佐くろしお鉄道(ごめんなはり線)の列車はトンネルを抜け終点の奈半利駅に到着。
奈半利駅のある奈半利町は、人口3300人ほどのまちでコバルトブルーの海が自慢。70種類近いサンゴ礁が群生しています。

(土佐くろしお鉄道(ごめんなはり線)の時刻表)時刻表
・土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線「タイガース列車」鉄道模型

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(土佐くろしお鉄道(ごめんなはり線)の全駅|停車駅)
後免駅、立田駅、のいち駅、よしかわ駅、あかおか駅、香我美駅、夜須駅、西分駅、和食駅、赤野駅、穴内駅、球場前駅、安芸駅、伊尾木駅、下山駅、唐浜駅、安田駅、田野駅、奈半利駅