2015年3月14日に北陸新幹線が金沢まで延伸されることに伴い、JRの在来線や第三セクター鉄道にはさまざまな動きがありました。
北陸新幹線の開通によって大きな変化があったといえば地方ローカル線の「北越急行ほくほく線」もそのひとつでしょう。
北越急行ほくほく線は、新潟県南魚沼市にある六日町駅と上越市の犀潟駅を結んでいる全長59.5kmのローカル路線。
これまでは北越急行ほくほく線にはJRの在来線特急「はくたか号」が乗り入れ、その営業収益が90%近くを占めていました。
しかし、北陸新幹線の開通に伴いJRは「特急はくたか号」を廃止。
順調に営業収益を積み重ねてきた北越鉄道ほくほく線は一転して、経営危機のカウントダウンを余儀なくされることになりました。
そこで北越急行ほくほく線が打ち出したのは、北陸新幹線に対抗する超快速「スノーラビット」を新たに走らせること。
北越鉄道ほくほく線の超快速「スノーラビット」に使われるのはHK100形普通電車。
評定速度(停車駅を含めた平均速度)は99km/hで北越鉄道ほくほく線内を走行予定で、その速度は関西圏の新快速の評定速度を上回ることになります。
△新潟県の直江津駅にて
北越鉄道ほくほく線が発表した新ダイヤによると、2015年3月14日時点で超快速「スノーラビット」の停車駅および時刻表は以下のようになります
(越後湯沢駅→直江津駅)
越後湯沢駅9:17→十日町駅9:42→直江津駅10:14
(直江津駅→越後湯沢駅)
直江津駅17:55→十日町駅18:27→越後湯沢駅18:53
停車駅は十日町駅のみ、約1時間で直江津駅と越後湯沢駅が結ばれることになります。