△IRいしかわ鉄道の普通列車
「IRいしかわ鉄道」は、北陸新幹線の金沢延伸に伴って、JR北陸本線の一部区間(金沢駅〜倶利伽羅駅間)17.8kmを引き継いで開業した第三セクター鉄道です。
「IRいしかわ鉄道」という鉄道会社名の最初になぜ「IR」という英語表示があるのかな?と疑問に思われる方も少なくないかもしれません。
調べてみると、いろんな意味合いがあると分かりました。
まずIRいしかわ鉄道は、石川県を走る鉄道であるから、「Ishikawa Railway」を略したのが「IR」というわけです。
また、「IR(アイアール)」は、「愛ある」と読むこともできます。
「IR」には「県民に愛される鉄道になりたい」という思いも込められているのです。
さらに、IRいしかわ鉄道はJR北陸本線の路線を引き継ぐわけですが、JRの「J」よりIRの「I」はアルファベットで前にあるので「JRより一歩前に」という意味合いも含まれているのだとか。
そんなIRいしかわ鉄道の普通列車に使われる車両はJR北陸本線で活躍中の521系。
外観の塗装はIRいしかわ鉄道仕様となり、明るい青色をベースに、加賀友禅の彩色で用いられる「加賀五彩」がアクセントカラーとして取り入れたものになります。
「加賀五彩」の5色を使い、5両編成で5両すべてが違う塗装になります。
北陸新幹線の開通に伴って、北陸エリアには、「IRいしかわ鉄道」含め4社の第三セクター鉄道が生まれ、それぞれに乗り入れる新しい在来線特急や観光列車も走るようになりました。
ちなみにIRいしかわ鉄道には、「特急能登かがり火号」と「快速あいの風ライナー」が乗り入れます。
北陸新幹線によって、首都圏と北陸圏が一気に近くなるとともに、4社の第三セクター鉄道がそれぞれの路線に新たな魅力を創出し競っていく。今後ますます北陸に注目です。
(IRいしかわ鉄道の時刻表)時刻表
(宿泊情報)ANAホリデイ・イン金沢スカイ(旧:金沢スカイホテル)
・・金沢駅から徒歩約10分。近江町市場などにも近い、金沢観光に便利なホテルです。
JR特急列車に乗車する場合、みどりの窓口などで事前に座席指定券を予約しておくと便利。