△小湊鉄道で活躍するレトロなキハ200形
小湊鉄道の起点となる五井駅は、千葉県市原市の中心部にある駅。東京駅からならJR内房線の特急さざなみ号で40分ほどです。
昭和初期に製造された古い気動車(キハ200形)が運行していることや、木造駅舎が多数残っていることなどから、小湊鉄道は人気の高いローカル線です。
JR内房線の五井駅から跨線橋をわたって小湊鉄道のホームへ。昭和30年代に製造されたという、小湊鉄道のレトロな車両がアイドリング音を立てていました。
近代的なJRの電車から昭和年代のディーゼルカーへ。まるでタイムスリップしたかのようです。
小湊鉄道の車両はシートはロングシート。
五井駅を出た小湊鉄道の列車(キハ200形)は、JR内房線の線路と分かれ、しばらく市原市の煙突が並ぶ工場群を映し出して走っていきます。
このエリアは京葉臨海工業地区の一角を成しているエリアです。
しばらく走ると小湊鉄道の列車(キハ200形)の車窓には、のんびりした田園地帯が広がってきます。郷愁を誘う風景です。
上総牛久駅を出ると、その先は列車の本数は一気に減少。木造の駅舎が次から次へとあらわれます。
田んぼの中に、ぽつんと立つ木造駅舎は大正14年につくられた上総鶴舞駅。
ベンチや待合室も木造というレトロ感ある駅で「関東の駅100選」にも選ばれました
小湊鉄道は大正13年に開業した鉄道ですが、小湊鉄道の沿線には、上総鶴舞駅のほかにも、上総村上駅、高滝駅、馬立駅ほか古い木造駅舎が多数見られます。
ベンチに座ってゆったり梢に遊ぶ小鳥のさえずりを聞いているだけでも癒されそうです。
次第に小湊鉄道のの列車(キハ200形)は山深いエリアに入っていきます。
上総久保駅を出ると、養老川をせき止めてつくった高滝ダムの北部分を渡り、両側には山が迫ってきます。
里見駅、飯給駅と過ぎ、ドラマ「世界の中心で世界を叫ぶ」のロケ地として注目された月崎駅へ。
月崎駅の付近は、春になると桜や葉の花が咲き乱れます。
以降、山々の緑と民家が交互にあらわれる風景が車窓に展開し、養老渓谷駅に到着します。小湊鉄道の養老渓谷駅は、養老渓谷や養老温泉郷の玄関口。
養老渓谷には落差30mの栗又の滝があるほか、春はツツジや新緑、秋は紅葉が美しく、シーズン中はハイキング客で賑わっています。
養老温泉は養老川沿いに養老温泉 秘湯の宿 滝見苑はじめ、10数軒の温泉宿が軒を連ねるちいさな温泉郷。源泉の色はこげ茶をしていて「黒湯」と呼ばれています。
養老渓谷駅を出ると、小湊鉄道の列車(キハ200)は再び深い山のなかを走り、終点の上総中野駅に到着。
上総中野駅は、いすみ鉄道との連絡駅で、すぐ隣のホームからいすみ鉄道の列車が発着しています。
いすみ鉄道は房総半島を小湊鉄道にひきつぐ形で横断し、太平洋に近い大原まで結んでいます。
(小湊鉄道の時刻表)時刻表
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(小湊鉄道のオトクな切符)
「1日フリー乗車券」当日限り有効
大人1800円、子供900円
・・小湊鉄道全線が乗り降り自由
「上総鶴舞・高滝周遊乗車券」当日限り有効
大人1400円、子供700円
・・五井駅〜上総鶴舞駅・高滝駅の往復切符
「房総横断記念乗車乗車券」当日限り有効
大人1700円、子供850円
・・小湊鉄道といすみ鉄道の運賃が含まれた切符。前進のみ途中下車可
「五井〜養老渓谷、往復割引乗車券」2日間有効
大人1800円、子供900円
・・五井駅〜養老渓谷駅の往復切符。養老渓谷温泉などに1泊する方におすすめ
(小湊鉄道の全駅)
五井駅、上総村上駅、海士有木駅、上総三又駅、上総山田駅、光風台駅、馬立駅、上総牛久駅、上総川間駅、
上総鶴舞駅、上総久保駅、高滝駅里見駅、飯給駅、月崎駅、上総大久保駅、養老渓谷駅、上総中野駅