IMG_6303京都丹後鉄道.JPG

日本三景の天橋立などを通る「北近畿タンゴ鉄道」が、2015年4月から「京都丹後鉄道」として生まれ変わりました。京都丹後鉄道の愛称は「丹鉄」といいます。
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その「丹鉄」という愛称名は、京都丹後鉄道(旧北近畿タンゴ鉄道)が丹州(丹後、丹波、但馬)を走ること。「丹」という文字が地域にとってのキーワードであるというから選ばれました。

北近畿タンゴ鉄道の路線を引き継ぎ、新たに京都丹後鉄道を運行するのは、WILLER TRAINS株式会社という鉄道会社。

WILLERといえば、高速バス事業で知られていますが、いよいよ鉄道にも参入。京都丹後鉄道(旧北近畿タンゴ鉄道)は以下の3路線体制でのスタート。

・「京都丹後鉄道(宮舞線)」(西舞鶴〜宮津)
・「京都丹後鉄道(宮豊線)」(宮津〜豊岡)
・「京都丹後鉄道(宮福線)」(福知山〜宮津)

京都丹後鉄道(宮舞線)の沿線には、日本三景の天橋立があるほか、夕陽ヶ浦温泉はじめ温泉地や網野など海水浴場も多くあります。

また、京都丹後鉄道(宮福線)の沿線には、大江山の「安寿と厨子王の伝説」も残ります

WILLER TRAINSのホームページによると、京都丹後鉄道(丹鉄)は、利便性の高い高次元交通ネットワーク実現を目指し「住みたいまち・行ってみたいまち」づくりに取りくんでいくとのこと。

そして、都心で生活する若い人が移り住みたくなる魅力ある地域への発展につなげていきたいと述べています。

そんな「住みたいまち・行ってみたいまち」の実現のために、京都丹後鉄道(丹鉄)は動き始めています。

2015年4月から新たに発売された「企画乗車券」はその表れでしょう。

たとえば、大人2名+子供2名が京都丹後鉄道(丹鉄)に週末1日乗り放題となる「週末ファミリーパス」(2200円)、55歳以上1名と同行する2名までが京都丹後鉄道に1日乗り放題となる「「55&キッズ全線パス」(1700円)など。

その種類なんと20種類以上!(京都丹後鉄道(丹鉄)の企画乗車券一覧

その企画乗車券の内容を見ると、京都丹後鉄道(丹鉄)沿線に高齢者が多いことや通学の足になっていることなどが考慮され、きめ細やかに沿線住民の事情を京都丹後鉄道(丹鉄)が考えていることがうかがえます。

また、企画乗車券はインターネット割引料金も設定。

情報通信技術を活用して高速バス事業を大きく展開したWILLERならではのノウハウが京都丹後鉄道(丹鉄)にも取り入れられているというわけです。
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「海の京都」というキャッチフレーズをもとに観光振興が盛り上がりを見せている丹後半島。

そんな丹後半島の足となる京都丹後鉄道(丹鉄)が、さらに丹後半島に観光客を呼び寄せ、新たな地方鉄道のモデルになっていくのか注目です。

(宿泊情報)〜京都丹後鉄道(丹鉄)沿線の名旅館〜

・「文珠荘」(天橋立温泉)
・・文殊荘は、京都丹後鉄道(丹鉄)天橋立駅から徒歩5分にある和風宿。日本三景「天橋立」に面しており、宿からは、緑深い松並木や運河を眺めることができます。

日本海の海の幸などを石窯で焼く「石窯料理」も自慢。温泉は源泉100%で日本茶庭風の景色を眺めながらくつろげる宿です。

・「宮津温泉 料理旅館 茶六別館」(宮津温泉)
・・茶六別館は、京都丹後鉄道(丹鉄)の宮津駅から徒歩10分ほどに立つ、創業290年の和風料理旅館。

匠のい意匠が息づく数寄屋造りの建物、前庭、中庭、奥庭ほか、まさに侘び寂びの世界を味わえます。丹後の海の幸をふんだんにとりいれた京風会席や、美肌の湯「ピント湯」も魅力の宿。

京都丹後鉄道(宮舞線)の全駅

西舞鶴駅、四所駅、東雲駅、丹後神崎駅、丹後由良駅、栗田駅、宮津駅

京都丹後鉄道(宮豊線)の全駅

宮津駅、天橋立駅、岩滝口駅、与謝野駅、京丹後大宮駅、峰山駅、網野駅、夕陽ヶ浦木津温泉駅、
小天橋駅、かぶと山駅、久美浜駅、コウノトリの郷駅、豊岡駅

京都丹後鉄道(宮福線)の全駅

福知山駅、福知山市民病院口駅、荒河かしの木台駅、牧駅、下天津駅、公庄駅、大江駅、大江高校前駅、
二俣駅、大江山口内宮駅、辛皮駅、喜多駅、宮村駅、宮津駅