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西鉄(西日本鉄道)が2016年以降に、食堂車を連結した本格的観光列車を走らせることが明らかになりました。
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食堂車を連結した車両といえば、JR九州には豪華寝台列車「ななつ星」はじめJRの長距離列車には見られるものの、通勤・通学の交通手段としてのイメージが強い西鉄が、食堂車付の観光列車を走らせるのは意外といえば意外なことです。

その背景には、西鉄の沿線では人口が減少しており、観光列車を新たに走らせることで国内外から新たな観光客を呼び込む狙いもあるそうです。

西鉄に2016年以降、走りはじめる観光列車でなんといっても注目は食堂車。

食堂車には、福岡市内にある「西鉄グランドホテル」のシェフが乗り込み、西鉄沿線の特産物を生かした料理を乗客にふるまうことが決まっています。ちなみに「西鉄グランドホテル」は、JR博多駅(または地下鉄天神駅)から徒歩3分ほどにある開業45年の歴史を持つ老舗ホテル。伝統と格式を兼ね備えたホテルとして、定評があります。

西鉄の観光列車が走るルートは、西鉄福岡を起点に天神大牟田線の柳川、大宰府線の大宰府、甘木線の甘木など。

それらと沿線の観光スポットを結んだものが想定されています。ちなみに「柳川」「大宰府」「甘木」とは以下のようなまちです。
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柳川

西鉄の柳川駅のある柳川は、旧柳川藩の城下町で、史跡が点在しているまち。

柳川城の掘割を「どんこ船」に乗って川下りをするのが柳川の楽しみのひとつ。北原白秋が詩に詠んだ世界をゆったり味わうことができます。

ドジョウとゴボウを甘辛いだしで煮て卵でとじた「柳川鍋」など郷土の味覚も豊富なまちです。

大宰府

西鉄の大宰府駅は、学問の神様 菅原道真公を祀る神社「大宰府天満宮」の最寄り駅。

1100年の歴史を刻む大宰府天満宮の境内には、道真公ゆかりの品々が盛り沢山。

太宰府天満宮に至る250mに参道には100軒近い土産屋が軒を連ね賑わっています

甘木

西鉄の甘木駅から北東8kmほどには、秋月城を中心とした秋月地区があります。

秋月は「筑前の小京都」と呼ばれる城下町。町割り、屋敷割り、武家屋敷などが田園風景と調和し、国の重要伝統的建造物保存地区に指定されています。

柳川、大宰府、甘木はじめ西鉄沿線の観光名所は、外国人からの人気も高まっています。

それだけに、それらを食堂車連結の観光列車で訪れられるとなると沿線の旅にもより深みが出てくるはず。

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西鉄が新たに運行する食堂車付き観光列車が、どのように観光需要の掘り起こしにつながっていくのか注目です。