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阿武隈急行は、福島駅〜槻木駅間の54.9kmを結ぶ第三セクター鉄道。地元では「阿武急(あぶきゅう)」と呼ばれ親しまれています。
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もともとは国鉄の路線(国鉄丸森線)だった丸森駅〜槻木駅間が、昭和61年に阿武隈急行に移管。昭和63年に福島駅まで延伸され現在の路線が完成しました。

阿武隈急行では白色をベースにした外観の8100系電車が主に活躍しています。8100系電車のシートはセミクロスシートです。

福島ビューホテルほか、駅周辺にビジネスホテルやシティホテルが並ぶJR福島駅。

福島駅を出ると、阿武隈急行の列車はJR東北本線の線路と分かれ、卸売問屋街のある卸町駅、学生街が広がる福島学院前駅などを過ぎていきます。

次第に車窓には果樹園や田園が広がってきます。そして、どんどん山深い地に入っていきます。

富森駅〜丸森駅の区間は、阿武隈急行の列車は阿武隈川の渓谷に沿って走っていきます。兜駅付近は秘境のムード。

美しい渓谷美や、猿飛岩と称される巨大な花崗岩などをのぞむことができます。兜駅をでるとトンネルをくぐりながら、阿武隈急行の列車は、福島県から宮城県へ入り、あぶくま駅に到着。
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あぶくま駅は、宮城県内の鉄道駅において最南端に位置する駅で、東北の駅100選にも選ばれています。あぶくま駅付近からの渓谷美も見事です。

阿武隈川を渡って丸森駅へ。丸森駅は、阿武隈川ライン下りの起点となる船着き場の最寄り駅となっています。

角田市に入り、斗蔵神社や野鳥の森に近い南角田駅などを過ぎ、蔵王連峰をのぞみながら田園地帯を抜けていきます。

終点の槻木駅では阿武隈急行は再び、JR東北本線と合流。福島駅〜槻木駅間の所要時間は約1時間20分です。


なお、一部の列車は、JR東北本線に乗り入れ、仙台駅まで向かいます。ちなみに、槻木駅〜仙台駅間の所要時間は35分ほどです。

(地図)阿武隈急行 槻木駅の場所


阿武隈急行の時刻表企画切符

【トミーテック】 鉄道コレクション第18弾 阿武隈急行 AM8117 + AT8118


阿武隈急行の全駅

福島駅、卸町駅、福島学院前駅、瀬上駅、向瀬上駅、高子駅、上保原駅、保原駅、大泉駅、二井田駅、新田駅、梁川駅、やながわ希望の森公園前駅、富野駅、兜駅、あぶくま駅、丸森駅、北丸森駅、南角田駅、角田駅、横倉駅、岡駅、東船岡駅、槻木駅