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△神戸電鉄有馬線の電車(有馬口⇔有馬温泉駅)

関西で、日帰りで行ける温泉地といえば、有馬温泉を思い浮かべる人も多いと思います。
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有馬温泉は、道後温泉(愛媛県)、白浜温泉(和歌山県)と並び、日本三古湯のひとつに数えられている一大温泉地。また、江戸時代の温泉番付で、当時の最高位、西の大関の地位に格付けされた由緒あり温泉であることでも知られています。

有馬温泉へは大阪や三宮などから高速バスでもアクセスできるのですが、神戸から有馬温泉を結ぶ神戸電鉄有馬線に乗って訪れるものなかなか味があるものです。

有馬温泉方面へ向かう神戸電鉄の列車は、阪急電車、山陽電車、阪神電車も乗り入れる新開地駅を起点にしています。

新開地駅から有馬温泉駅まで直通運転している列車も朝夕にはあるにはあるのですが本数が少ないです。ですので、有馬温泉に行くときは 三田行に乗って有馬口駅にて有馬温泉行に乗り換えるというのが一般的です。

新開地駅の地下一階にある神戸電鉄専用のホームに降り立つと、白と赤のツートンカラーの三田行列車が停まっていました。
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△神戸電鉄有馬線の車内。昔ながらのロングシート

新開地を出た神戸電鉄の列車はしばらく地下を走って湊川駅に停車。湊川駅から神戸電鉄の路線がスタートします。

湊川駅付近には、楠正成公を祀る湊川神社が立っています。地元では「楠公さん」と呼ばれ親しまれ、特に初詣や七五三のときなどは大勢の人で賑わいます。

▽ゆけむりが立ち込める有馬温泉の泉源
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湊川駅を出ると、神戸電鉄の列車は地上に出て緑のなかを走っていきます。

神戸電鉄は通勤客・通学客も多い路線ながら、車窓には六甲山系の山々が迫ってきて、地方のローカル線さながらのムード。

鵯越駅付近は、1184年に一ノ谷の戦いがあったエリア。一ノ谷の戦いでは、源義経が平家の軍勢を見事破りました。

トンネルに入り、鈴蘭台駅。鈴蘭台は兵庫県北区の行政の中心地で周囲には住宅地が広がっています。

新開地駅を出てから40分近く走り、三田行の神戸電鉄の列車は有馬口駅に到着。そこで有馬温泉行に乗り換え。有馬口駅と有馬温泉駅間の距離は約2.5kmです。

4分ほど走ると、終点の有馬温泉駅に到着します。

神戸電鉄の有馬温泉駅の改札口を出ると、温泉の香りが漂ってきます。温泉街は六甲山系の一部を成す紅葉谷の山峡に広がっていて、「有馬温泉 有馬グランドホテル」はじめ大型のホテルや老舗旅館が軒を連ねています。
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有馬温泉には「金の湯」「銀の湯」「太閤の湯」といった日帰り入浴施設もあります。

その湯の泉質は、湧出場所によって異なっていて、たとえば「金の湯」の場合、とろりとした茶褐色の湯(含鉄塩化物泉)。さまざまな泉質の湯に入る湯めぐりも楽しそうです。

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△六甲山系の山々に囲まれて広がる有馬温泉の温泉街

神戸電鉄の時刻表時刻表

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神戸電鉄有馬線の全駅

新開地駅、湊川駅、長田駅、丸山駅、鵯越駅、鈴蘭台駅、北鈴蘭台駅、山の街駅、箕谷駅、谷上駅、
華山駅、大池駅、神鉄六甲駅、唐櫃台駅、有馬口駅、有馬温泉駅

※新開地〜湊川は神戸高速線
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