△会津若松駅を起点にする会津鉄道の列車
会津鉄道は、福島県の西若松駅〜会津高原尾瀬口駅間の57.4kmを結ぶ第三セクター鉄道です。
会津鉄道の列車が発着しているのは、福島県会津若松市の中心部にある会津若松駅。
JR只見線の線路をしばらく走り、西若松駅から会津鉄道の線路に入ります。
碁盤の目状に整備された城下町、会津若松の市街地が車窓に流れ、西若松駅を出るとき、左車窓に、お城が小さく見えます。
その城は2013年大河ドラマ『八重の桜』の舞台となった鶴ヶ城(若松城)です。
明治時代の初期、『八重の桜』の主人公である山本八重を擁する会津藩が、戊辰戦争で籠城し新政府軍と戦った城。
山本八重は、後に同志社英学校(現同志社大学)を設立した新島襄と京都で結婚し、教育や看護の分野でも貢献を果たしました。西若松駅から鶴ヶ城までは徒歩約20分ほど。
会津鉄道の線路に入ると、車窓風景は会津盆地ののんびりとした田園風景に変わります。
広々とした区間です。南会津駅を出ると、両側から山が迫ってきて南下していくと芦ノ牧温泉駅。
1200年の歴史があるという会津芦ノ牧温泉は、阿賀野川を見下ろす高台にある緑に囲まれた温泉で「会津芦ノ牧温泉 芦ノ牧グランドホテル」ほか、10数件の温泉がります。芦ノ牧温泉の温泉街へはへは会津バスで約15分ほど。
芦ノ牧温泉駅を出ると車窓はすっかり秘境ムードに。阿賀野川の上流にあたる大川が線路に寄り添ってきます。
トンネルをくぐり、鉄橋を渡ると、深い緑のなかに大川ダム湖が現れ、大川ダム公園駅。長いトンネルをくぐっていきます。
トンネルを出ると旅番組でもしばしば登場する湯野上温泉駅に到着。湯野上温泉駅の駅舎は茅葺屋根で、情緒にあふれています。
駅を出ると、湯野上温泉の小さな温泉街が川沿いにのび「藤の湯えびす屋」ほか温泉宿がひさしを重ねています。
湯野上温泉駅は、「大内宿」の玄関口でもあります。大内宿は江戸時代に栄えた会津西街道の宿場町。現地には郷愁を感じさせる茅葺屋根の建築物が並んでいます。
そばの上に大根おろしと長ネギ一本を乗せた「ネギそば」や、うるち米をつぶし炭火で焼いた「シンゴロウ」といった個性的な郷土味覚も楽しみな宿場町です。
大内宿へは湯野上温泉駅からタクシーで15分ほど。
湯野上温泉の次の駅「塔のへつり駅」は景勝地「塔のへつり」の最寄り駅。
駅から5分ほど歩くと、大川の流れによって浸食された奇岩怪石が河岸に連なる「塔のへつり」にたどりつきます。
民家が増えてくると会津田島駅。会津田島駅より南は電化されている区間で、東武鉄道・野岩鉄道経由で浅草方面からの列車も乗り入れています。
会津田島駅は、会津鉄道の沿線のなかではひらけたエリアで民家が連なっています。さらに山間部を抜けて、会津鉄道の終点にあたる会津高原尾瀬口駅にたどり着きます。
△会津鉄道の列車の座席。クロスシートと一部分ロングシートが配されている
(会津鉄道の運賃と時刻表)運賃・時刻表
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(会津鉄道の停車駅)
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※会津若松〜西若松はJR只見線
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