IMG_72岐阜県最北端に位置する飛騨古川のまちなみ88.JPG
△岐阜県最北端に位置する飛騨古川のまちなみ

  2015年3月14日に北陸新幹線が延伸開業し、東京ー富山・金沢へのアクセスが便利に。そのことで、富山県、石川県はもとより、岐阜県の北部エリアもずいぶん行きやすくなりました。

 岐阜県の北部エリアといえば、古い町並みが残る飛騨古川へのアクセスも便利に。

飛騨古川の周囲には標高1000m以上の山々が連なり、白壁の土蔵など情緒ある町並みが瀬戸川に沿ってつづいています。

そんな飛騨古川には、温泉宿(飛騨古川桃源郷温泉)も湧きます。

飛騨古川に北陸新幹線とJRの在来線(特急ワイドビューひだ)をつかって行く場合どのように行けば良いのでしょうか?以下簡単にまとめてみました。
スポンサーリンク




(地図)飛騨古川の場所(岐阜県飛騨市)


東京〜飛騨古川の交通手段

@東京〜富山駅間は北陸新幹線「かがやき」または「はくたか」を利用
IMG_2451.JPG
△2015年3月14日に開業する北陸新幹線。延伸区間には「かがやき」「はくたか」「つるぎ」が走る。

 東京から飛騨古川に移動するには、まず、東京駅〜富山駅まで北陸新幹線「かがやき」を利用するのがよいでしょう。

「かがやき号」は北陸新幹線の速達列車で東京駅〜富山駅を最短2時間8分で結びます。新幹線「かがやき」は普通車(指定席)、グリーン車のほかに最上級シートのグランクラスを連結。

「かがやき号」よりも停車駅の多い「はくたか号」の場合、普通車(自由席、指定席)、グリーン車、グランクラスを連結しています。

A富山〜飛騨古川はJRの特急「ワイドビューひだ」が運行
IMG_6979.JPG
△富山〜飛騨古川〜岐阜を結ぶ、JRの特急列車「ワイドビューひだ号」

「かがやき号」で東京駅〜富山駅を移動した後は、在来線(JR高山線)の列車に乗換をして岐阜方面へ向かいます。JR高山本線には「特急ワイドビューひだ」が運行しています

 特急ワイドビューひだには、窓が大きく切り取られた車両が特徴のキハ85系気動車が使われています。

飛騨川に沿って、飛騨山脈の山々のなかを南に走っていき緑の山並みや渓流が車窓に映しだされます。特急ワイドビューひだ号は、普通車(自由席、指定席)とグリーン車を連結しています。

「特急ワイドビューひだ」に乗れば、富山駅から1時間15分ほどで飛騨古川駅に到着します。
スポンサーリンク



飛騨古川の見どころ

IMG_69飛騨古川88.JPG
飛騨古川は、飛騨地方独特の古い町並みがつづく閑静な雰囲気の城下町。

現在の飛騨地方の中心は高山ですが、戦国時代以前は、飛騨古川が飛騨の中心だったと伝えられています。

JR高山本線の飛騨古川駅を出て数分歩くと、木造商家や白壁の土蔵が連なる町並みが展開しはじめます。

とりわけ古い町並みの情緒が色濃く残るのは壱之町の付近。

飛騨古川はかつてNHK朝ドラ「さくら」のロケ地になったことがあるのですが、壱之町の通りには、主人公のさくらが下宿した三嶋ろうそく店もあります。

 壱之町から1本隔てたところには、小さな川(瀬戸川)が流れていて、それに沿って連なる白壁土蔵群には情緒があります。

この界隈は、夜になると灯りが灯り、幻想的です。

 JR飛騨古川駅周辺の他の見どころとしては、JR飛騨古川駅から徒歩5分ほどにある「飛騨古川まつり会館」では年に一度(4月19〜20日)に開催される古川祭を体験できます。

「飛騨古川まつり会館」の館内には、まつりで使われる古川祭屋台ほか展示。からくり人形の操作体験や起し太鼓の試し打ち体験もできる施設です。

(9〜17時※11〜3月は〜16:30/年末年始休/料:大人800円、高校生700円、小人400円)

(地図)「飛騨古川まつり会館」の場所


飛騨古川桃源郷温泉
IMG_7009八ツ三館.JPG
△江戸時代創業の料理旅館「八ツ三館」は登録有形文化財の宿(飛騨古川桃源郷温泉)

 飛騨古川には、旅館や民宿も点在しています。そのなかには、温泉宿(飛騨古川桃源郷温泉)もあります。

飛騨古川桃源郷温泉の湯は無色透明のやさしい湯。

肌がつるつるとして美人の湯ともいわれています。関節痛、神経痛などに効き目があるとされます。

(宿泊情報)飛騨古川にある温泉宿(飛騨古川桃源郷温泉)

料亭旅館 八ツ三館」(岐阜県飛騨市古川町向町1-8-27)
・・江戸時代創業の老舗料亭旅館。当時の佇まいを今に伝える宿で歴史風情にあふれています。旬の味覚をとりいれた月替わりの懐石料理や庭園露天風呂も魅力。「あゝ野麦峠」ゆかりの宿でもあります(JR飛騨古川駅から徒歩6分/送迎あり※要連絡)

(地図)料理旅館「八ツ三館」の場所


飛騨古川桃源郷温泉 ホテル 季古里」(岐阜県飛騨市古川町黒内1400-1)
・・渓流に面した「あゝ野麦峠」ゆかりの宿。しっとりとした風情や旬の山川の幸を盛り込んだ料理も評判の温泉宿です。

(地図)ホテル 季古里の場所


(JR飛騨古川駅から飛騨市巡回バス桃源郷温泉行きで25分、バス停:旬菜の宿 季古里下車)