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△横浜駅、東京駅、品川駅ほかJRの駅構内を中心に販売されている崎陽軒の「シウマイ弁当」(ひとつ800円)

「横浜といえば崎陽軒のシウマイ弁当」というほど、崎陽軒の駅弁「シウマイ弁当」は昭和29年に登場して以来、高い人気を誇っています。
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横浜市西区に本社がある崎陽軒が製造・販売しており、看板商品として不動の人気を誇り、いつしか横浜の名物駅弁としても知られるようになりました。

平成3年(1991年)には「シウマイ弁当」は第三回ヨコハマ遊大賞も受賞しています。

 容器にかけられた紐をほどき、横浜ランドマークタワーや赤レンガ倉庫などをモチーフにした黄色い掛け紙を外します。

経木の折をゆっくりをあけると、「シウマイ弁当」が登場。彩りがよく、昭和の香りのする幕の内弁当です。

 シウマイは5つ。歯ごたえのよさとともに、肉のうまみがギュッと入った感じのシウマイ。中には干し貝柱も入っていてダシの旨みがほとばしります。

 シウマイ弁当の魅力はシウマイ以外の具材もバラエティに富んでいてひとつひとつが丁寧につくりこまれている点にもあると思います。

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△崎陽軒のシウマイ弁当は、おかずのバラエティが豊富。甘酸っぱいあんずも添えられている

「鮪の照り焼き」は鮪の旨みが詰まりほどよい辛みがご飯にあいます。「鶏唐揚げ」はジューシーで深みがある味わい。

四角い「筍煮」は甘い味がよくよく染みていて香りのよさが魅力。他にも「かまぼこ」はやさしく素朴な味わいで「玉子焼き」はふんわりしていてほどよい甘さ。

「切り昆布&千切り生姜」は甘辛くてご飯のお供にぴったり。意外性がある具材といえば「あんず」。「あんず」は歯ごたえがよく、ほどよい甘みと酸味のあるデザートです。

 崎陽軒の駅弁「シウマイ弁当」のおかずを引き立てるのはごはんです。「シウマイ弁当」のごはんは昔ながらの俵型に敷き詰められています。

ご飯の真ん中には、カリッとした食感の小梅、ごはんの表面には黒ごまがまぶされています。ごはんは清涼感があり、コメが立っていてもちもちした食感。

 崎陽軒の駅弁「シウマイ弁当」のごはんがおいしいヒミツは、ご飯をお釜で炊くのではなく、蒸気で時間をかけて蒸しているから。

さらにお弁当の容器である経木の折がご飯の水分をほどよく吸収するので、自然でほどよい固さでご飯の味わいを楽しめるのです。 
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 崎陽軒の駅弁「シウマイ弁当」は昔ながらのスタンダードな雰囲気の駅弁です。特別高級な食材を使っているわけでもなく斬新な仕掛けがあるわけでもありません。

しかし食べた後に、不思議な満足感と「もっと食べたい!」と思わせてくれる魅力的な駅弁でした。

その理由は、「シウマイ弁当」に詰められたそれぞれの具材とご飯がつくりだす味わいや香ばしさが絶妙に調和するよう、バランスや量、製法などが緻密に計算され丁寧につくり込まれているからではないかと感じました。

 発売から60年以上経っているのに 未だ人気が衰えないどころか堂々の不動の人気を誇っている崎陽軒の駅弁「シウマイ弁当」。これからも沢山の人々の舌を楽しませ長い歴史を刻んでいきそうです。
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△崎陽軒の駅弁のラインナップ(崎陽軒本店ショップにて)

シウマイ弁当 DATA

(販売元)崎陽軒(きようけん)
(値段)800円(税込)
(カロリー)732kcal
(サイズ)サイズ 縦20cm×横14.5cm×高3.5cm
(販売場所)崎陽軒本店、横浜駅、新横浜駅、川崎駅、東京駅、新宿駅、池袋駅、渋谷駅、品川駅ほか


(通販)崎陽軒のシウマイ※シウマイのみ

詳しく見る>>〈横浜〉崎陽軒・シウマイ(6箱入)

崎陽軒本店
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△歴史を感じさせる崎陽軒本店は横浜駅東口出てすぐ

 なお、駅弁「シウマイ弁当」は横浜駅、東京駅、品川駅ほか首都圏の主要駅やデパートなどで購入できますが、横浜駅東口を出てすぐのところにある崎陽軒本店でも購入することができます。
(地図)崎陽軒本店の場所


崎陽軒本店1階にある崎陽軒本店ショップでは、シウマイ弁当はじめ崎陽軒の駅弁を幅広くそろえています。

同建物のなかには、中華料理「嘉宮」、ティーサロン「アボリータム」ほか崎陽軒が生みだしてきた具材を味わえる食事処もあります。