IMG_5345鱒寿司の老舗「ますのすし本舗 源」が製造販売する駅弁「ますのすし」.JPG
△鱒寿司の老舗「ますのすし本舗 源」が製造販売する駅弁「ますのすし」

富山県ならではの郷土料理といえば、鱒寿司を思い浮かべる方も多いと思います。

鱒寿司とは、酢で味付けしたサクラマスを使った彩りの美しい押し寿司です。

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富山駅では、鱒寿司をつかった駅弁を100年以上販売している「ますのすし本舗 源」の駅弁「ますのすし」が販売されています。

「ますのすし本舗 源」の前身は、高級料亭旅館の富山ホテル。

明治時代、富山駅で初めて駅弁の立ち売りをスタートし、明治45年(1912年)に富山駅弁「ますのすし」の販売を開始しました。

当時は、富山で寿司といえば鮎寿司が一般的でしたが、「ますのすし」は全国駅弁大会で西の横綱と称されるほど人気が高まり、次第に富山の特産品としても定着していきました

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△駅弁「ますのすし」は、竹で曲げわっぱ容器が固定されている昔ながらのスタイル

そんな「ますのすし本舗 源」が100年以上つくりつづけてきた駅弁「ますのすし」。
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曲げわっぱ容器の木製ふたをとり、放射状に敷かれた孟宗竹の笹の葉を開くと、香ばしい香りとともに、きれいなサクラ色をした鱒の身が目に飛び込んできました。

鱒の身の下には、富山県産コシヒカリを使った酢飯が敷き詰められています。
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△駅弁「ますのすし」は、孟宗竹の笹に鱒寿司がくるまれている

「ますのすし本舗 源」に使われている鱒の身は、調理をしながら酢洗いして味付けがされるそうです。

しっとりくせがなく、脂が乗っていてまろやかでやさしい味わい。

酢飯は、ほどよい甘さでもちもちとしていて、鱒のうまみを引き出していると感じました

「ますのすし本舗 源」の駅弁「ますのすし」は北陸新幹線富山駅の中央改札前の売店や上りホーム売店などで販売されています。
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△富山駅上りホームに到着した北陸新幹線E7系と「ますのすし本舗 源」の売店

<駅弁「ますのすし」DATA>

(販売元)ますのすし本舗 源
(値段) 
・ますのすし(二重)2700円(税込)
・ますのすし(一重)1400円(税込)
・ますのすし(小丸) 900円(税込)

(販売場所)
 富山駅(新幹線ホーム、中央改札前)ほか