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△氷見駅に到着したJR氷見線の普通列車

JR氷見線は、富山県の高岡駅と能登半島東部の付け根に位置する氷見を結ぶ全長16.5kmの路線。

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氷見駅のある氷見市は、富山県随一の漁港として知られる氷見漁港を有し、冬季の寒ブリをはじめ、新鮮な魚介類にあふれています。

JR氷見線は富山湾に沿って走る区間も多くあり、景勝「雨晴海岸」をはじめ車窓には美しい景観が次々と展開します。
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△JR氷見線には、富山湾に沿って走る区間もある

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JR氷見線ハットリくんラッピング列車とは

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△藤子不二雄A氏が氷見出身ということにちなんだ忍者ハットリくん列車

JR氷見線の列車に乗ると、驚かされるのは「忍者ハットリくんラッピング車両」と呼ばれる、同マンガにちなんだ車両が連結されていること。

なぜ忍者ハットリくんかというと、氷見は、漫画作家の巨匠、藤子不二雄氏の生誕地だからです。

そんなJR氷見線の「忍者ハットリくんラッピング車両」は外観も内装も、同マンガにちなんだ登場人物のイラストでにぎやかなムード。

また列車走行中は、ハットリ君の声で「ニンニン次は雨晴でござる」といったように駅名や沿線に関する簡単な観光案内も行われています。

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△JR氷見線を走る忍者ハットリくん列車の車内

<JR氷見駅までの交通手段>

@東京から氷見への交通手段

東京から氷見に鉄道を使って行く場合、まず、東京駅から北陸新幹線「はくたか号」に乗車して、新高岡駅まで向かいます(※新高岡駅は、速達列車の「かがやき号」は停車しません)。

新高岡駅で、在来線(JR城端線の高岡行)に乗り換えてひと駅目の高岡駅に移動。高岡駅でJR氷見線の列車に乗り換えて終点の氷見に向かいます。

高岡駅〜氷見駅間の所要時間は約30分です。

A大阪から氷見への交通手段

大阪から氷見に鉄道を利用して行く場合、大阪駅からJRの特急サンダーバード号または特急しらさぎ号に乗車して金沢駅まで移動します。

金沢駅から、IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道の列車(富山行、泊行など)に乗り高岡駅で下車してJR氷見線の列車に乗り換え。

JR氷見線氷見行の列車に乗って終点の氷見駅まで向かいます。

終着駅 JR氷見駅の駅舎

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△JR氷見線の終着駅、氷見駅の駅舎

氷見駅は1面2線の簡素な雰囲気の駅舎(実質的には1面1線のみが使用されています)。改札横にはキオスクやみどりの窓口もあり。

開業は大正元年(1912年)で氷見線の前身となる中越鉄道の駅としてスタートしました。

氷見駅の改札口を出ると、ローターリーがあるだけで「あれ?何もない・・」という感想が真っ先にでてきそうな雰囲気。

氷見に行くときは、あらかじめ氷見の観光スポットを調べていかないと、どこを廻れば有意義に時間を使えるか分かりにくいかもしれません。

ただ、駅には観光案内所も入っておりMAPが置いているほか、見どころを教えてもらうことができます。

ちなみに私が氷見に訪れた当日は、次の列車まで2時間ほど時間があったので、「どこあたりに行けばいいですかね?」と観光案内所で尋ねてみました。

すると、「商店街を歩いて ひみ番屋街あたりまで行けば氷見の雰囲気を味わえると思いますよ」という回答が返ってきたので、MAPを頼りに足を運んでみることにしました。

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△氷見駅前からは、ひみ番屋街などを経由する路線バスも運行している

氷見の味覚が集まる「ひみ番屋街」とは

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△土産屋、食事処、温泉施設「氷見温泉郷総湯」などが集まった氷見の人気施設「ひみ番屋街」

ひみ番屋街とは、氷見の食文化を味わえる施設。

氷見漁港で水揚げされた魚を使った食事処、海産物、氷見牛、氷見うどんといったの地元の土産などそろう土産屋もたくさん入っています。

また、その一角には足湯や日帰り温泉施設(氷見温泉郷総湯」もあります。ひみ番屋街の詳細はこちら

JR氷見駅から「ひみ番屋街」までは、歩いて約25分の距離。路線バスも出ています(加越能鉄道バスの時刻表はこちら


(地図)ひみ番屋街の場所

ハットリ君に出会える氷見市比見町商店街

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△キャラクターの数々が迎えてくれる氷見市比見町商店街

氷見市の中心街には、商店街(氷見市比見町商店街)がつづいています。

氷見市比見町商店街には、藤子不二夫氏による漫画ゆかりのモニュメントが立ち並び、どこか昭和の香りを感じさせる昔懐かしいムード。

なお、氷見市比見町商店街の一角には、藤子不二雄ワールドの集大成ともいえる潮風ギャラリーもあります。

1階には藤子不二夫A氏の複製原画が数多く展示され、奥には、トキワ荘14号室も再現。2階はマンガ900冊を擁する読書コーナーやアニメ上映コーナーがあり。

マンガが好きな人はゆったりとその世界を味わえそう(潮風ギャラリー入館料大人200円、開館10〜17時、年末年始休み、氷見駅から徒歩16分)

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△藤子不二雄A氏の漫画の世界を堪能できる、潮風ギャラリー

また、氷見市比見町商店街の一角には、からくり時計もあります。

毎時00分になると、噴水があがり、アニメ「忍者ハットリ君」のキャラクターたちが登場します。

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△氷見市比見町商店街の一角にある「からくり時計」

藤子不二雄A氏の生家 光禅寺

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△藤子不二雄A氏の漫画ゆかりのキャラクターが並ぶ光禅寺の境内

氷見市丸の内(氷見市比見町商店街から20mほど少し外れたところ)には、藤子不二雄A氏の生まれた光禅寺もあります。

光禅寺は1326年に立てられた曹洞宗の寺院で、境内には、忍者ハットリくんやプロゴルファー猿といった藤子不二雄A氏のアニメゆかりの石像も立っているなどユニークさも兼ね備えています。

氷見の宿(旅館・民宿)

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△キトキト(新鮮なの意)の魚介類が豊富に水揚げされる氷見漁港

氷見の宿(旅館や民宿)の多くは、海水浴場や氷見漁港付近の海岸部に集まっています。

JR氷見駅からやや離れているだけに、氷見で宿泊予定の方は、事前に駅からの交通手段ををチェックしておくのがベスト。

氷見宿(旅館や民宿)は氷見漁港と近いだけに、水揚げされたばかりのキトキト(新鮮の意)の魚介類を出す宿が多いです。

中には、これでもか!と思うほどの量が出てくる宿も。豪勢な海の幸を格安で堪能できる、それが氷見の宿の最大の魅力でしょう。

(宿泊情報)氷見の宿
>>氷見市内の人気宿(旅館、民宿など)


なお、氷見の旅館・民宿のなかには、温泉宿もあります。