
△山陽電鉄飾磨駅ホーム上にある、山陽そば飾磨店
飾磨駅は兵庫県姫路市の南部にある山陽電鉄の駅で特急列車を含む、山陽電鉄の全列車が停車します。
山陽電鉄の飾磨駅は本線と網干線の乗換駅でもあり、日々、サラリーマンや学生たちが足繁く乗り降りしています。
そんな飾磨駅で乗客たちが乗換時間に気軽にそばやうどんを楽しめるスポットが、ホーム上にある立ち食いそば「山陽そば飾磨店」です。
山陽そば飾磨駅店があるのはホームの東端(姫路・網干方面を先頭とすると最後尾)、ちょうど1〜4番ホームがつながっている部分です。

△網干行普通列車。飾磨駅は、山陽電鉄本線と網干線の乗換駅。
山陽そば飾磨店は、木造で小屋のような外観。
青い暖簾をくぐると、店内には調理場を囲むようにカウンターがあり、隅にテーブル席が2ヵ所設置されていました。
電車の往来みえる落ち着く店内。手書きメニューが貼られ、天井の一角には扇風機が設けられていたりと、どこか昭和の香りを感じさせる雰囲気が漂っています。

△山陽そば飾磨店は昭和漂う雰囲気
山陽そば飾磨店では、単品のほか、おにぎりなどついたセットメニューもあります。
(山陽そば飾磨店のメニュー:うどん/そば)
(単品)
かけ220円、天ぷら310円、わかめ310円、きつね310円、かす410円、肉410円、ぼっかけ410円、スタミナ410円ほか
(セット)
炊き込みご飯セット500円、細うどんセット370円 、飾磨スペシャル520円ほか
名称から地元を味わえそうな、そばとおにぎりがセットになった「飾磨スペシャル520円」を食べてみることにしました。
店内の一角にある券売機で食券を購入して注文。

△そばとおにぎりがセットになった「飾磨スペシャル」
しばらくすると、「お待たせしました。飾磨スペシャルです。どうぞ」と、飾磨スペシャルがカウンター越しに運ばれてきました。
おにぎりと、様々な具材が盛り込まれたそばが目の前に。
関西風の透明感あるだし汁は、あっさりとしていて後味すっきり。そばはソフトな食感で、ダシの香りによく合っていました。

△小エビのかき揚げ、生卵、きつね、青ネギ、肉とバラエティに富んだトッピング
麺の上には、円形の小エビのかき揚げ、きつね揚げ、生たまご、肉、青ネギが豪華に乗っていました。
なかでも肉は味わい深く、甘味があり旨味がつまっています。麺とつゆ、トッピングのバランスもとれていると感じました。
おむすびは、ほんのり塩味がよく、添えられた刻み大根の漬物ともマッチ。
電車の待ち時間に気軽にそばやうどんを食せる山陽そば飾磨店は、どこか昔懐かしいひとときに戻れる店舗でした。
その人気メニュー「飾磨スペシャル」はいろいろなトッピングの味わいを同時に楽しめるおふくろの味だと感じました。