△駅弁の老舗 三好野本店がつくる「桃太郎の祭りずし」のパッケージ
穏やかな瀬戸内海に面し、豊かな魚介類に恵まれた岡山市。
岡山といえば、お馴染みの桃太郎伝説が残り、現地には、桃太郎に関わるさまざまな土産物があります。
岡山駅の構内では、桃太郎にちなんだ駅弁「桃太郎の祭ずし」も好評販売中。
ロングセラー商品のひとつとして親しまれています。調製元は明治24年(1891年)開業の老舗 三好野本店です。
「祭り寿司」とは、江戸時代に岡山藩主の池田の殿様が倹約令を出したとき庶民が知恵をしぼって生まれた岡山の郷土料理。
それと桃太郎伝説を掛け合わせて開発されたのが駅弁「桃太郎の祭りずし」です。
桃太郎とその仲間たちがイラストに描かれたパッケージを開けると、平たいピンク色の容器が出てきました。
桃のかわいい形をしていて、ほっと心なごまされます。
△駅弁は、かわいらしい桃の形をした容器に入っている
その蓋を開けると、岡山ならではの華やかな海山の幸が目に飛び込んできました。まるで春の到来を思わせるような明るいラインアップ。
岡山名物のママカリの酢漬けは、肉厚でやさしい味わい。
有頭海老は旨みがつまり、鰆の酢漬けは香ばしい独特の味わいを楽しませてくれました。
△岡山の海山の幸が華やかに盛りつけられた駅弁「桃太郎の祭りずし」
タコ酢は酢の味がして歯ごたえもよく、煮つけられた焼きあなごはタレとの相性がよし。
も貝煮は磯の香りがして香ばしく、菜の花醤油漬けは新鮮さと深みのある味わいでした。
椎茸煮は甘みと旨みが秘められ、筍の酢漬けはシャキシャキとした食感にしっとり甘さがコラボ。
小鯛の甘酢漬けは 脂の乗った小鯛に酢が効いていて独特の味わい。紅生姜や酢蓮根はスライスされていて素材本来の風味を味わえました。
△新鮮な魚介類と備前米をつかった酢飯の相性もバッチリ
駅弁「桃太郎の祭ずし」の酢飯には、厳選された備前米が使用されています。粒がしっかりしていてやさしい甘みも秘められた酢飯。
その上には、錦糸卵がたっぷり敷き詰められていました。上品な味わいで、海山の幸との相性も良いと感じました。
駅弁「桃太郎の祭りずし」は郷土色にあふれた華やかな駅弁。岡山ならではの海山の幸をふんだんに味わえたように思います。
駅弁「桃太郎の祭りずし」は、JR岡山駅をはじめ山陽新幹線の車内、ミヨシノ店頭などで販売中です。