△JR岡山駅などで期間限定で発売されている駅弁「山陽新幹線40年旅物語 せとうち日和」
山陽新幹線のうち新大阪〜岡山が開通したのは昭和47年(1972年)のこと。
その3年後の昭和50年(1975年)には岡山〜博多間の工事も完了し、総路線長553.7kmの山陽新幹線が全線開通しました。
それから40年の歳月が流れた平成27年(2015年)、JR岡山駅などでは、期間限定(〜2016年3月16日)の駅弁「山陽新幹線40年旅物語 せとうち日和」が発売されています。
駅弁「山陽新幹線40年旅物語 せとうち日和」の調製元は、岡山市内に社屋を構える駅弁の老舗 三好野本店です。
駅弁「山陽新幹線40年旅物語 せとうち日和」は、晴天の日が多い「晴れの国岡山」を表現した駅弁。岡山県産の海山の幸をふんだんに取り入れた明るい雰囲気の駅弁に仕上げられています。
△瀬戸大橋などが描かれた駅弁「山陽新幹線40年旅物語 せとうち日和」のパッケージ
瀬戸大橋とまちなみの絵が描かれた駅弁「山陽新幹線40年旅物語 せとうち日和」のパッケージを開けると、升目に仕切られて、岡山の郷土料理がずらり。
その料理の種類の多さと彩の美しさに心惹かれます。早速、一品一品味わってみました。
△駅弁「山陽新幹線40年旅物語 せとうち日和」のあなご飯
まず箸をのばしたのは「あなご飯」。「あなご飯」はあなごならではの香ばしさと旨みが、ほんのり甘いタレが染みたごはんとマッチしていました。
ごはん類では、岡山県産の赤米が入ったおにぎりと海苔巻きの白飯おむすびも入っていました。それぞれしっとりと上品な味わい
「鶏の照り焼き」や「岡山県産豚の唐揚げ」は素材の旨みがぎゅっと詰まっており、「開き海老の天ぷら」は身が分厚く えび本来のうまみを味わえました。
駅弁「山陽新幹線40年旅物語 せとうち日和」は野菜類も充実。
△駅弁「山陽新幹線40年旅物語 せとうち日和」にはさまざまな素材が盛り込まれている
「さつま芋きんとん」は口のなかに入れると、やわらかくふわーと、芋と栗の甘味が広がりました。
「しらすと小松菜のお浸し」や「茄子と人参のそぼろあん」は滋味があり やさしい味付け。
「蓮根の辛子マヨネーズ和え」は、細かく角切りにした蓮根と辛子マヨネーズの味がマッチしていました。
その他、「いんげん」「ひじきと野菜煮」、「むき枝豆添え」「黒酢あん赤ピーマン添え」と丁寧に味付けされたさまざまな野菜が五感を楽しませてくれました。
駅弁「山陽新幹線40年旅物語 せとうち日和」は、全体として、岡山の郷土の味わいを味わえるともに、山陽新幹線が開業した昭和の香りもも感じさせてくれる駅弁でした。
また、野菜も豊富でヘルシー嗜好の人にも喜ばれそうな駅弁だと思いました。
△現在(2015年)の山陽新幹線岡山駅
<駅弁「山陽新幹線40年旅物語せとうち日和」DATA>
値段:1000円(税込)
発売期間:期間限定(〜2016年3月9日(水))
販売場所:JR岡山駅構内売店、ミヨシノ各店頭