△江戸時代を感じさせるレトロなパッケージの駅弁「深川めし」
江戸時代にあさりなどがよく獲れた深川。
あさりの煮汁をごはんにかけネギなどを添えた漁師料理の「深川めし」を、庶民たちは日常的に食していたと伝えられます。
東京駅などで販売されている駅弁「深川めし」はそんな「深川めし」を再現し、現代風にアレンジした駅弁です。
東海道五十三次を想起させるレトロタッチのパッケージを開けると、茶飯の上に深川煮や穴子等が盛られた素朴な雰囲気の「深川めし」が登場。
深川煮には、あさり、油揚、牛蒡などが盛り込まれていました。
△東京名物の駅弁「深川めし」は具材のバラエティも豊か
それぞれに程よい甘さのダシがしみ込んでおり、そこに生姜の味わいが加わり、シャキシャキのネギが彩を添えています。
あさりはまるまる太っていて噛むとうまみがにじみだし、あっさりした味わいの茶飯とベストマッチ。
△深川煮(アサリ、ゴボウ、油揚げなど)は甘辛く生姜と特製だしで煮込まれている
茶飯が敷き詰められたスペースの4分の1ほどには、茶飯の上に海苔が敷かれ、その上にふっくらと焼き上げられた味付穴子が3切れ。
皮がついており脂がのったやわらかい穴子で、うまみがじわ〜ととろけだします。
△駅弁「深川めし」の焼きアナゴは脂が乗っていて旨みが詰まっている
駅弁「深川めし」はおかずもバラエティに富んでいて彩り豊かです。
蒟蒻煮はあっさりしていて歯ごたえよし。
人参煮やわらかく味が染みています。玉子焼きは甘くてふっくらで、一口サイズの茄子漬はコリコリ。
ベッタラ漬は甘さとほろ苦さのバランスがよく、いんげんからは新鮮さが伝わってきます
△駅弁「深川めし」はJR東京駅などで好評販売中
駅弁「深川めし」は全体として、やさしい甘さで味付けされており、子供からお年寄りまで食べやすい駅弁だと思いました。
また、カロリーも528キロカロリーとヘルシー志向ゆえに、お腹まわりが気になるかたにも喜ばれそうです。
△新幹線、JR在来線、東京メトロ、都営地下鉄などが乗り入れる交通の要所 東京駅
<駅弁「深川めし」DATA>
調製元 NRE大増
値段 900円(税込)
カロリー 528kcal
販売場所:JR東京駅、品川駅、新宿駅、上野駅、大宮駅、
鉄道博物館「駅弁屋」