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△新宿(東京都)から塩尻駅を経て松本(長野県)までの区間を結ぶJR特急あずさ号

塩尻駅はJR特急あずさ号で新宿駅から約2時間半ほど走った長野県の中央部にある駅。
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塩尻は江戸時代に中山道の塩尻宿があり宿場町として発展したまちで、現在でも特急あずさ号のみならず、名古屋駅・大阪駅を発着する特急しなの号も合流するなど交通の要所となっています。

そんな塩尻駅にはさまざまな駅弁が販売されています。

なかでも人気の駅弁といえば、明治23年(1890年)創業の駅弁老舗カワカミがつくる2種類の釜飯(「山菜釜めし」「とり釜めし」)が知られています。
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△駅弁「山菜釜めし。」調整元は長野県塩尻市に本社を構える駅弁の老舗カワカミ

今回、列車待ちの時間に、そのうちのひとつ、「山菜釜めし」を食べてみることにしました。
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塩尻駅に到着した頃には既に陽は西に傾いていました。

カワカミの駅弁「信州風味 山菜釜めし」は待合室横の売店では既に売り切れており、駅構内の一角にある喫茶MIDORIに行ってみると運良くまだ数個残っていました。

駅弁「信州風味 山菜釜めし」(860円税込)をレジに持っていき購入。

信州の山村風景が描かれた素朴なタッチの掛け紙を外すと、釜の形をしたプラスティック製の容器に入った駅弁「信州風味 山菜釜めし」が登場しました。
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△信州ならではの食材が盛り込まれた塩尻駅の駅弁「信州風味 山菜釜めし」

駅弁「信州風味 山菜釜めし」の蓋を開けてみると、さまざまな信州の山の幸が豪勢に盛り込まれているさまが目に飛び込んできました。

それにしても、食材の種類が豊富でバラエティに富んでいます。

豊かな信州の山々に囲まれた塩尻にやってきた旅の情緒を感じさせてくれるひとときです。まずは目で楽しみ、そして舌で味わってみることにしました。

駅弁の老舗カワカミがつくる塩尻駅の駅弁「信州風味 山菜釜めし」。中央に乗っているのは鶏肉で、引き締まっている感じの食感で鶏肉本来のうま味がつまっていました。

山菜煮物は、わらび、蕗、姫竹、レンコン、しいたけなど正に山菜尽くし。それぞれしゃきしゃきしていてみずみずしくもあり、甘さと深みのあるダシの味がしっかりと染みていました。

山の滋味と彩りがじんわりと伝わってきます。
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△ヘルシーにやさしい味わいを楽しめる塩尻駅の駅弁「信州風味 山菜釜めし」

その他、栗甘露煮、味付けウズラ卵、付け合わせほか一品一品こだわりを感じさせ上質の味わいが秘められていました。

具材の下に敷き詰められているご飯は、長野県産の米を使った味付けご飯。

ほのかな甘みがあるやさしい味わいのご飯に仕上がっており、山菜や鶏肉の味わいとも調和していると感じました。

塩尻駅の駅弁「信州風味 山菜釜めし」は、信州の山里ならではの素朴な食材がふんだんに盛り込まれている駅弁でした。

信州旅情をしっかり感じさせてくれる駅弁だとも思いました。

「信州風味 山菜釜めし」DATA

調整元 株式会社カワカミ
販売場所:JR塩尻駅構内など
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JR特急列車に乗車する場合、みどりの窓口などで事前に座席指定券を予約しておくと便利。