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△富士急行の有料特急「フジサン特急」8000系車両

「富士山に一番近い鉄道」をキャッチフレーズに山梨県の大月駅から、富士山観光の玄関口 河口湖駅間の26.6km(標高差約500m)を結ぶのが富士急行です。

富士急行はユニークな列車を走らせていることでも話題の私鉄。その主役として活躍しているのは「フジサン特急」と呼ばれる有料特急列車です。
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富士急行の特急列車「フジサン特急」の外観は奇抜・斬新な塗装で彩られています。

なんと富士山をモチーフにしたキャラクターが100体以上も描かれているのです。

そのキャラクターは個性いっぱい。
満面の笑みを浮かべた富士山から、メガネをかけた富士山、びっくりした表情の富士山など、ひとつひとつ見ていくだけで見飽きないことでしょう。

また富士急行の特急列車「フジサン特急」の展望車両の先頭部には口を開け舌を出したような「フジガハハ」と称されるキャラクターが描かれています。
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△フジサン特急の各車両には、富士山をテーマにしたさまざまなイラストが描かれている

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富士急行の特急列車「フジサン特急」8000系車両は、かつて小田急20000系RSE車のロマンスカー「あさぎり号」として活躍していました。

1992年にブルーリボン賞を受賞した名車両で、窓が大きくワイドな見晴らしを楽しめる車両です。

富士急行の特急列車「フジサン特急」8000系車両は3両編成での運行。2、3号車は自由席車両で、乗車券+特急券で乗車可能です。

1号車(定員数12席)は座席定員制の展望車両になっていて乗車する場合は着席整理券(100円)が別途必要になります。
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△富士急行の「フジサン特急」8000系車両のリクライニングシート

フジサン特急の停車駅

大月駅、都留文化大学駅前、富士山駅、富士急ハイランド駅、河口湖

(フジサン特急のグッズ)

トレーン No.14 8000系 フジサン特急 【Nゲージダイキャストスケールモデル 富士急行 電車 鉄道...

宿泊情報)富士急行沿線の人気宿

大月駅周辺および近郊の宿一覧 

富士山駅周辺および近郊の宿一覧 

河口湖駅周辺および近郊の宿一覧

列車時刻表大月駅富士山駅富士急ハイランド駅河口湖駅

※フジサン特急の停車駅ほか2015年現在の情報です。詳細は富士急行のHPをご参照ください

大月駅〜河口湖駅 フジサン特急に乗車記

富士急行の特急列車「フジサン特急」の起点はJR中央本線の乗換駅である大月駅。大月駅までは新宿からJR特急かいじ号で約1時間30分です。
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△富士急行のオトクな乗車券「フジサン特急フリーきっぷ(2250円)」

大月〜河口湖まで往復したいこと駅係員に告げると、「フジサン特急フリーきっぷ(2250円)がオトクですよ」とのこと。

「フジサン特急フリーきっぷ(2250円)を購入してみました。富士急行線内が一日乗り降り自由になる上に、大月〜河口湖間を特急料金も含んでいるとのこと。

標高358m地点にある大月駅を出発した、富士急行の特急列車「フジサン特急」8000系車両は住宅街を抜けながら走っていきます。

次第に車窓には緑が占める割合が多くなり、富士五湖のひとつ山中湖を水源とする桂川に沿う谷間の勾配をゆっくりとあがっていきます。

田野倉駅を通過するとリニアモーターカーの実験線である高架をくぐります。住宅が増え高台に上がっていくと、富士急行の特急列車「フジサン特急」は都留文科大学前に停車。
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△フジサン特急の車窓には豊かな緑が展開

桂川の渓流を渡り次第にカーブが増えていくと再び山深くなってきて、標高616mの三つ峠駅を過ぎて左車窓には雄大な富士山の山容が展開します。

ススキが連なる山里を抜けていき、富士山観光の玄関口のひとつである標高809mの富士山駅に停車。
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△三つ峠駅を過ぎると左車窓に富士山の山容が現れる

富士山駅前からは、富士山五合目、山中湖、御殿場方面へ連絡バスが運行しています。

富士山駅からは富士急行の特急列車「フジサン特急」8000系は進行方向を変えて富士急行河口湖線に入り、なおも勾配をあがっていきます。

1.5kmほど走り富士急ハイランド駅に停車。改札をでるとすぐ前が富士急ハイランドという駅で、ジェットコースターや観覧車などのアトラクションでたくさんの人々が楽しんでいる風景が見られました。

富士急ハイランド駅からはゆっくりと緑のなかをあがっていき富士急行の特急列車「フジサン特急」8000系は河口湖駅に到着。

河口湖駅の標高は857m、大月駅〜河口湖駅間の所要時間は約45分です。