△駅弁「玄氣いなり」のパッケージ。ふくべ細工の魔除面がデザイン
駅弁発祥の地と伝わるJR宇都宮駅。JR東北本線、JR日光線のほか新幹線の乗換駅でもある交通の要所です。
JR宇都宮駅にはさまざまな駅弁が販売されていますが、そのなかにワンコイン(500円)で食べれるヘルシー志向の駅弁「玄氣いなり」があります。
駅弁「玄氣いなり」の調製元は創業明治26年創業の老舗駅弁屋「松廼屋(まつのや)」。
「松廼屋(まつのや)」は玄米などをつかった健康志向の駅弁も多数開発してきました。
玄氣亭を運営しているのですが その玄米を用いたメニューのなかで「いなり寿司が美味しいのでもっと食べたい」という声が多く集まり、独立したのが駅弁「玄氣いなり」です。
栃木県の伝統工芸品として知られる「ふくべ細工」の魔除面をモチーフにしたデザインが施されています。
△かんぴょうをはじめ栃木県ならではの食材が盛り込まれた駅弁「玄氣いなり」
パッケージを開けると、中には玄米を使ったいなり寿司が3つとおかずの数々がきれいに敷き詰められていました。
駅弁「元氣いなり」の主役である「いなり寿司」はコンパクトで食べやすいサイズ。
大豆を混ぜて炊き上げられたコシヒカリ玄米飯が、やさしい甘みに味つけされた揚げのなかに包まれていました。
玄米飯には、大豆のほか、ヒジキ、かんぴょう、ゴマも混ぜ込められており、栃木県の山の幸がそれぞれの個性を発揮しています。
また、おかずには、ぜんまい、こんにゃく、タケノコ、人参煮物、葉とうがらし佃煮とこちらも一品一品に素材の味わいの良さと滋味深さを感じさせてくれました。
△ふっくらと炊き上げられた玄米は味わい深く栄養満点
駅弁「元氣いなり」はリーズナブルな値段であり車内で手軽に食べられるサイズが良い駅弁だなと感じました。
また何より、玄米や地元の野菜を使った素朴で健康志向の駅弁であることが旅人の心をとらえる人気のヒミツかもしれないと思いました。
<駅弁「玄氣いなり」 DATA>
△駅弁「玄氣いなり」を販売しているJR宇都宮駅
(調製元) 松廼家
(値段)500円
(販売場所)JR宇都宮駅構内売店、東北新幹線車内など