△JR九州の九州駅弁大会(第11回)でグランプリに輝いた大分の駅弁「海山三昧」
JR九州は九州駅弁NO1を決める大会「九州駅弁グランプリ」を毎年開催しています。
第11回大会を制したのはJR大分駅や別府駅で販売されている駅弁「山海三昧(さんかいざんまい)」でした。
郷土色豊かな九州の駅弁50品のうち、味、見た目、こだわりなどから、地区予選で各県1〜3位が選ばれ決勝大会では13品の駅弁で競われました。
弁当についているアンケートおよび審査員による投票の結果、2015年3月6日に九州駅弁の頂点に立ったのが大分県1位の駅弁「山海三昧」というわけです。
ちなみに準優勝はJR鹿児島中央駅の桜島灰干し弁当でした。
第11回九州駅弁大会グランプリ受賞の駅弁「山海三昧」とは一体、どんな味わいの駅弁なのかな?と食欲がそそられ、JR大分駅まで買いに行ってみることにしました。
△JR大分駅はJR九州の特急ソニック号で博多から約2時間、小倉から約50分
改札口を出た土産コーナー「JRおおいたシティ豊後にわさき市場」に第11回九州駅弁大会グランプリ受賞の駅弁「山海三昧」は売っていました。
△駅弁「山海三昧」を打っている、JR大分駅構内の「JRおおいたシティ豊後にわさき市場」
<駅弁「海山三昧」(さんかいざんまい)を賞味>
第11回九州駅弁大会グランプリ受賞の駅弁「山海三昧」のテーマは「大分を握る」。
大分県ならではの食材を握り寿司にしてまるで玉手箱のように折詰にした駅弁です。
駅弁「山海三昧」のかけ紙をはずすと、さまざまな寿司やおかずが彩り美しく敷き詰められているのが目に飛び込んできました。
△大分の特産物を盛り込んだ大分の駅弁「山海三昧」
寿司は全8貫。そのうちの3貫は豊後牛あぶりにぎりです。
清涼な湯布院盆地で飼育された湯布院牛を炙りにぎりにしたもので、よい歯ごたえとともに 肉のうまみが口のなかに広がりました。
添えられている柚子こしょうをつけるとより深みが増しました。
△稀少で高級牛として知られる湯布院牛の炙り握りと大分名物の鶏天寿司
その横に配置されているのは大分名物の鶏肉を使った鶏天にぎり。分厚い鳥天は衣はさくさくで中はほくほくやさしい甘みを秘めていました。
豊後水道の押し寿司は、焼き鯖寿司、海老寿司、鯛寿司の三品。
それぞれ鮮度がよく寿司ごとに酢飯にも工夫が添えられていて上品な味わいを楽しめました。ユニークなのは、その横には椎茸のお寿司も入っていること。
大分県は椎茸の生産量が日本一の県なのです。地産地消へのこだわりを感じさせられました。バター焼にした椎茸のにぎりは分厚く歯ごたえあり。
酢飯とも相性も意外とよく、豊かな香ばしさが広がりました。
△魚介類が豊富な豊後水道で獲れた魚を使った寿司と大分県産椎茸をつかった寿司
おかずには、とりだんご、さつまいも、蓮根、ししとう、煮海老、白身魚フライ卵焼きほか。それぞれ味付けや見た目に繊細なこだわりを感じさせてくれました。
△卵焼きはじめそれぞれにこだわりを感じさせる駅弁「海山三昧」
「海山三昧」という駅弁名の通り、第11回九州駅弁大会グランプリ受賞の駅弁「山海三昧(さんかいざんまい)」は大分ならではの海山の食材が彩り豊かに詰め込まれている駅弁でした。
大分の旅を通して見た豊かな自然風景が浮かんできました。
<駅弁 海山三昧 DATA>
(調製元)寿し由
(値段)1296円
(販売場所)JR大分駅、JR別府駅ほか