△JR四国の特急ミッドナイトEXP高松(ミッドナイトエクスプレス高松号)N2000系
JR四国を走る「特急ミッドナイトエクスプレス高松号」(特急ミッドナイトEXP高松号)は23:48にJR高松駅を発車し、深夜にJR予讃線を走り1:19に愛媛県のJR伊予西条駅に至る特急列車です。
高松〜伊予西条間の所要時間は約1時間30分です。
JR四国の特急ミッドナイトエクスプレス高松号(特急ミッドナイトEXP高松号)の車両には、特急うずしお号に使われているN2000系特急形気動車や特急しまんと号に使われている2000系特急形気動車が主に登用されています。
座席は全席リクライニングシートです。
△JR予讃線の特急「ミッドナイトエクスプレス高松号」に使われているN2000系車両の座席
JR四国の「特急ミッドナイトエクスプレス高松号」(特急ミッドナイトEXP高松号)はホームライナー的な役割を果たしています。
特急料金が25km以内310円、50km以内510円と他のエリアに比べて値段が割安。サラリーマンが会社帰りに気軽に乗車する姿がしばしば見られます。
JR坂出駅で深夜0時を廻りますが、前日にJR岡山駅まで新幹線に乗車し、JR坂出駅で乗り継ぐ場合は乗り継ぎ割引が適用されます。
<沿線の概要 JR高松駅〜JR伊予西条駅>
ひっそりと静まりかえったJR高松駅のホーム。
会社同僚とはしご酒をしたのか、長い残業を終えた帰りなのか、目をつぶりリクライニングシートにぐったり身を沈めるサラリーマン数人が車内に見られるJR特急ミッドナイトエクスプレス高松号(特急ミッドナイトEXP高松号)。
車掌が乗りそびれた乗客はいないか確認しながらホームを行ったり来たりした後、チャイムが鳴り、JR四国の特急ミッドナイトエクスプレス高松号(特急ミッドナイトEXP高松号)はゆっくりとJR高松駅を後にしました。
△JR高松駅を23:48に出発する伊予西条行の特急ミッドナイトエクスプレス号
JR高松駅を出るとJR坂出駅まではJR四国の特急ミッドナイトエクスプレス高松号(特急ミッドナイトEXP高松号)は15分近く走ります。
ビュートと呼ばれる讃岐平野独特の均整のとれた山々が月明かりのシルエットになり、次々と過ぎていきます。
高架にあがって坂出駅界隈の住宅街や工場群の夜景が展開するとJR坂出駅です。まちの向こうには瀬戸大橋が延びているのが見えます。
左手には、富士山のような形から「讃岐富士」と呼ばれている飯野山。JR坂出駅から5分ほど走ると、JR四国の特急ミッドナイトエクスプレス高松号(特急ミッドナイトEXP高松号)瀬戸大橋線と合流してJR宇多津駅に停車。
続いて丸亀うちわで有名な丸亀の城下町の夜景が高架の下に過ぎていきます。JR多度津駅では、JR土讃線のレールが左に遠のいていき、右車窓には暗闇に沈む瀬戸内海が広がります。
対岸のまちあかりや漁船の明かりが静かにまたたいています。
△JR予讃線を走るJR特急ミッドナイトエクスプレス高松はJR高松駅〜JR伊予西条駅間を1時間30分ほどで結ぶ
四国八十八カ所第69番札所観音寺の最寄り駅であるJR観音寺駅を出ると、左車窓には笹ヶ峰ほかそびえる山々が迫ってきます。
JR新居浜駅を出ると四国最高峰の石鎚山の山容が過ぎていき、JR四国の特急ミッドナイトエクスプレス高松号(特急ミッドナイトEXP高松号)は終点のJR伊予西条駅に到着。
JR伊予西条駅のある西条市は人口10万人ほどのまち。石鎚山の麓に位置し、「名水の里」として知られています。
その「うちぬき」と呼ばれる自噴水は「国の名水百選」にも選ばれるほどの清らかさ。西条では豊かな水源を生かして地酒づくりも盛んに行われています。
(西条の地酒)
【H26BY】石鎚 純米吟醸 槽しぼり 緑ラベル 720ml 【愛媛の地酒】【西条市】
(特急ミッドナイトエクスプレス高松号の停車駅と時刻表)※2015年現在の情報です
JR高松駅23:48、JR坂出駅00:02、JR宇多津駅0:07、JR丸亀駅0:11、JR多度津駅0:16、JR詫間駅0:25、JR高瀬駅0:30、JR観音寺駅0:38、JR川之江駅0:49、JR伊予三島駅0:54、JR新居浜駅1:10、JR伊予西条1:19 時刻表
(宿泊情報)
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なお、JR伊予西条駅を朝6:44に出発し8:11にJR高松駅に到着する上り列車の「モーニングエクスプレス高松」も定期列車として設定されています。