
△京都丹後鉄道を走る新特急丹後の海号の車両イメージ(画像出典:京都丹後鉄道)
日本三景の「天橋立」はじめ北近畿の名所を走る「京都丹後鉄道」(丹鉄)。
「京都丹後鉄道」(丹鉄)といえば、観光列車「丹後あかまつ号」「丹後くろまつ号」「丹後あおまつ号」が走る鉄道としても人気ですが、年内に、特急列車「丹後の海」の新たに運行スタートすることが発表されました。
<特急丹後の海の車両デザインは?>
京都丹後鉄道(丹鉄)に新たに走ることになる「特急丹後の海」の車両は、既存の「タンゴ・ディスカバリー」を改造した車両。
▽木を多用した新特急「丹後の海」車両内部のイメージ(画像出典:京都丹後鉄道)

メタリックな藍色をベースに金色がアクセントになっており、丹後地方に広がる紺碧の海を想起させる外装となっています。
車内の設計デザインを手掛けたのは、JR九州豪華特急「ななつ星in九州」や「或る列車」などのデザインで知られるドーンデザイン研究所代表の水戸岡鋭治氏。
車内には、木材が多用され、あたたかみを感じさせる和風の空間が演出されている模様。
京都丹後鉄道沿線の農村や海、川など車窓風景との調和も熟慮した車両に仕上がっているようです。
京都丹後鉄道(丹鉄)は宮舞線(西舞鶴駅〜宮津駅)、宮福線(福知山駅〜宮津駅)、宮豊線(宮津駅〜豊岡駅)の3路線を持つ北近畿地方を走る私鉄。
運営は、北近畿タンゴ鉄道を引き継ぐ形で、2015年4月より、WILLER TRAINSが行っています。
△景勝地「天橋立」の松林と運河
新特急「丹後の海」の運行ルートや運行ダイヤなど詳細は近々発表される予定。
現在分かっているのは、JR京都駅を起点にしJR路線を通って京都丹後鉄道(丹鉄)に乗り入れ、京都府北部地域(天橋立はじめ、海の京都観光圏)を結ぶということと、年内に1編成(2両)が導入予定ということ。
京都〜京都府北部地域(天橋立はじめ、海の京都観光圏)のルートには、JRの特急はしだて号が走っているので、それに加わる形で京都丹後鉄道の「特急丹後の海」は運行がスタートすることになりそうです。
北近畿の列車の旅がますます楽しくなりそうです。