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東京方面から家族や友達と「どこか温泉に行こうか」となったとき、静岡県にある熱海温泉を真っ先に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
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熱海温泉は、和歌山県の白浜温泉、大分県の別府温泉と並ぶ日本三大温泉に数えられる名湯。

1500年近い歴史がある古湯でもあり、江戸時代には徳川家御用達の名湯としても名を轟かせた温泉地としても知られています。

熱海温泉の湯量は18000ℓ/分と豊富で、海沿いを中心に、大型の温泉ホテルや温泉旅館が並び、連日、湯浴み客でにぎわっています。
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さて、そんな熱海温泉に東京から列車で移動する場合、「新幹線こだま」「JR特急踊り子」「JR快速アクティー」などいくつかの手段が考えられます。

一体、どの列車で行くのがオトクなのでしょうか?
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所要時間やかかる料金について比較してみました。

<東京駅〜熱海駅|所要時間・運賃の比較>

@「東海道新幹線こだま号」

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△東海道新幹線新幹線N700

熱海温泉の最寄り駅であるJR熱海駅は、新幹線の停車駅でもあります。

熱海駅には、のぞみ号は停車しませんが、東海道新幹線こだま号が停車します(一部、ひかり号も停車)。

東海道新幹線の車両は、速達性、快適性を追求したN700系が中心で全席リクライニングシート。

運賃は割高感がありますが、スピーディーで楽な移動手段だと思います。
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△東海道新幹線N700普通車シート

 (運賃)自由席3670円、指定席4190円、グリーン車6420円
 (所要時間)約50分

 (停車駅)東京駅、品川駅、新横浜駅、小田原駅、熱海駅
 (列車時刻表)東海道新幹線の時刻表

A「JR特急踊り子号」

東京〜熱海にはJR在来線の特急列車「踊り子号」、「スーパービュー踊り子」も走っています。
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△JR特急踊り子号(185系電車)

全席リクライニングシートで、特急踊り子には国鉄時代から活躍している185系電車が、一方のスーパービュー踊り子にはハイデッカーとダブルデッカー編成の251系電車が主に活躍しています。

185系はスタンダードな雰囲気の特急列車。
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△JR特急踊り子号の普通車(指定席、自由席)シート

一方の251系は、展望席があるなど眺望にすぐれた観光向けの車両です。

なお、スーパービュー踊り子の場合、指定席とグリーン車のみ連結されており自由席は設けられていません。
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△JR特急踊り子号のグリーン車シート

運賃)自由席3280円、指定席3980円、グリーン車5720円 ※自由席は特急踊り子のみ
所要時間)約1時間20分      

停車駅)東京駅、品川駅、川崎駅、横浜駅、大船駅、小田原駅、熱海駅 ※JR特急踊り子
停車駅)東京駅、品川駅、横浜駅、熱海駅 ※JR特急スーパービュー踊り子

B「快速アクティー」
快速アクティーは、JR東海道線を走る快速列車です。愛称名がついていますが、普通列車と同じ通勤型のE233系電車が主に使われています。
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△JR東海道線を走る快速アクティー
快速アクティーは、通常15両編成のうち13両がロングシート(またはボックスシート)の普通車両で、その中央部分に、グリーン車2両が連結されています。
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△快速アクティーのグリーン車は車端部を除き2階建て

普通車両は乗車券のみで乗車できますが、グリーン車に乗車するには、乗車券に加えグリーン券が必要となります。

グリーン券はJRみどりの窓口や券売機などで乗車前に購入した場合、平日980円(土休日は780円)です。ただ、車内で購入すると手数料がかかり割高になってしまうので注意が必要です。
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△快速アクティーのグリーン車シート

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△快速アクティーの普通車車両のシート

運賃)普通車1940円、グリーン車平日2920円(土休日2720円)
所要時間)約1時間40分

停車駅)東京駅、新橋駅、品川駅、川崎駅、横浜駅、戸塚駅、大船駅、藤沢駅、茅ヶ崎駅、平塚駅、国府津駅、小田原駅、早川駅、根府川駅、真鶴駅、湯河原駅、熱海駅

C「小田急+JR快速アクティー」

東京〜熱海を、快速アクティーよりも安く移動する手段はないものかといろいろ調べてみるとありました。

それは、新宿〜小田原間を小田急線で移動する方法です。

所要時間は快速アクティー単独で移動した場合よりも40分ほど余分にかかってしまいますが、450円割安になります。

運賃)1490円
所要時間)約2時間20分
ルート
東京駅→新宿駅(JR中央線)200円
新宿駅→小田原駅(小田急小田原線)880円
小田原駅→熱海駅(JR東海道線快速アクティー)410円

(備考)なお、金券ショップや、ネットオークションなどで「小田急の株主優待券」を購入しておけば、上記の運賃よりも更に安く移動することができそうです。
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停車駅

東京駅→新宿駅(JR中央線):東京・神田・御茶ノ水・四ツ谷・新宿※特快の場合
新宿駅→小田原駅(小田急):新宿駅、代々木上原駅、下北沢駅、、新百合ヶ丘駅、町田駅、相模大野駅、海老名駅、本厚木駅、愛甲石田駅、伊勢原駅、鶴巻温泉駅、東海大学前駅、秦野駅、渋沢駅、新松田駅、開成駅、栢山駅、※快速急行の場合
小田原駅→熱海駅(JR東海道線):小田原駅、早川駅、根府川駅、真鶴駅、湯河原駅、熱海駅


結論)東京〜熱海の列車移動は、乗車する列車によって所要時間、運賃がそれぞれ異なってきます。

速く目的地に到着したいなら「新幹線こだま」、観光ムードを重視したいなら「特急踊り子」、安さを重視するなら「快速アクティー」ということになるでしょうか。

なお、乗り換えの手間や所要時間を度外視して更に安く移動するなら、新宿〜小田原間を小田急で移動する交通手段が最安だと考えられます。

※運賃等、2015年現在の情報です 詳細はJR東日本、小田急等HPをご参照ください