また、マリンリゾートのメッカで、夏は浜坂県民ビーチや居組サンビーチはじめ海水浴客たちが全国津々浦々から集まってきます。
そんな浜坂にあるJR浜坂駅から鳥取方面に向かう約32.4kmの列車の旅。
(車両)
JR山陰本線(浜坂〜鳥取間)には、キハ126・121系気動車、キハ47系気動車などが普通列車として活躍しています。
キハ126・121系は、ステンレスの車体に、山陰の海をイメージした赤と青のラインが入っています。
座席は、ブラウンを基調にしたボックスシートをベースに車端部はロングシート。暖かみを感じさせる色彩で統一されています。
ワンマン運転にも対応できるよう、車両の先頭部には運賃箱や運賃表示機も設置されています
(全駅:浜坂〜鳥取)
JR浜坂駅、JR諸寄駅、JR居組駅、JR東浜駅、JR岩美駅、JR大岩駅、JR福部駅、JR鳥取駅、
(列車時刻表)JR山陰本線の時刻表はこちら
JR浜坂駅に停車していたのは。JR西日本が山陰地方の高速化事業で投入したキハ126・121系気動車。ボックス席に腰をかけているとしばらくして列車は発車。
軽やかなリズムを刻ませて加速していきトンネルへ入りました。
トンネルを抜けると、右車窓には黒瓦と石州瓦混じりの家々が並び、その向こうに日本海が顔をのぞかせました。
諸寄海水浴場の最寄り駅であるJR諸寄駅を過ぎると、田んぼやまちなみの中を抜けて再び山の中に入りその中腹にあるJR居組駅に停車。
JR居組駅からは再びトンネルをくぐって緑のなかをいき、右車窓には日本海が再び映しだされました。
瓦屋根の家々を見おろしながらしばらく走るとJR東浜駅。JR東浜駅は海まで徒歩20秒ほどの近さ。
JR東浜駅を出ると、車窓には広大な日本海が広がりました。
砂浜に打ち寄せる波、砂浜に沿って並ぶ松林・・日本海沿岸ならではの旅情を感じさせてくれました。
しばらく海景を車窓に映しながら列車は緑のなかへ。海が遠のき次は田畑が広がり始めます。
瓦屋根を冠したJR岩美駅は、富浦海岸の最寄り駅。富浦海岸は日本海沿岸で最も美しいとも称される海岸で、その海域はなんと水深25mもの透明度を誇ります。
その海域を船で楽しめる富浦海岸遊覧船も大人気。またJR岩美駅からバスで10分ほど走ると、「湯かんむり」の風習が残る山陰最古の温泉「岩井温泉」も湧いていきます。
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JR岩美駅からは、鳥取行普通列車は、山と山に挟まれた開けた農地を走り、車道をくぐって川を渡ります。
JR大岩駅からは広大な豆畑見下ろしながら高台にあがっていき、緑に入りトンネルへ。
葦の群生を過ぎるとJR福部駅。山際の高台から田畑や家々を見下ろし走っていくと、前方より鳥取市内の街並みがうっすらと見えてきました。