
△新大阪駅に停車する特急びわこエクスプレス号(683系)
JR特急びわこエクスプレス号は平日の朝と夜の通勤時間帯のみ運行しています。主に、湖南・湖東地域エリアから京都・大阪に通勤するサラリーマンたちを運ぶホームライナー的な役割を担っています。
JR特急びわこエクスプレス号の車両には主に、JR特急サンダーバードの間合い運転で設定されている683系特急形電車が使用されています。
JR特急びわこエクスプレス号(683系)の外装は、白地の車体にJR西日本のコーポレートカラーである青色のラインが入っています。
グリーン車、普通車指定席、普通車自由席が連結されており、全席リクライニングシート。
JR特急びわこエクスプレス号の普通車(指定席・自由席)の車内は2列+2列の座席配置で、シートピッチは970mmとゆったり。
モケットはサーモンピンクとグレーブルーの2種類があります。収納式テーブルを有し棚下には読書灯も設けられています。
△JR特急びわこエクスプレス号の普通車(指定席、自由席)の座席
一方、JR特急びわこエクスプレス号のグリーン車の座席は2列+1列の座席配置。ダークブラウンに彩られた大型リクライニングシートが車内に並びます。
シートピッチは1160mmと普通車(指定席・自由席)よりさらにゆったり余裕があります。
足下にはフットレストが、モケットには可動式ヘッドピローが設けられているなど、ワンランク上の優雅さを味わうことができる車両です。
△JR特急びわこエクスプレス号のグリーン車の座席
なお、JR特急びわこライナーのうちの1本(特急びわこライナー2号)は、その車両に、JR特急はまかぜ号で使われている189系特急形気動車が運行にあたっています。
普通車指定席、普通車自由席で構成され、グリーン車は連結されていません。座席はこちらも全席リクライニングシートでシートピッチは970mmありゆったり感があります。
△JR特急びわこライナー2号に使われている189系気動車
東海道新幹線の乗換駅である米原駅を出ると、JR特急びわこエクスプレス号は彦根駅、近江八幡駅、野洲駅、守山駅、草津駅、石山駅、大津駅、山科駅と湖東・湖南の主要駅に停車。
京都駅からは新大阪駅、大阪駅の順に停車していきます。
JR特急びわこエクスプレス号の停車駅は、新快速列車の停車駅とほぼ同じですが、能登川駅、南草津駅、高槻駅は通過します。
ちなみに、「びわこエクスプレス」という列車名であるものの、JR特急びわこエクスプレス号はJR東海道線を走るため琵琶湖は車窓からほとんど見えません。
特急びわこエクスプレスは、観光向けというよりは専ら通勤向けの特急列車なのです。
<びわこエクスプレス DATA>

(列車時刻表)JR東海道線の時刻表はこちら
(特急びわこエクスプレス号の停車駅)
米原駅、彦根駅、近江八幡駅、野洲駅、守山駅、草津駅、石山駅、大津駅、山科駅、京都駅、新大阪駅、大阪駅
(使用車両)683系電車・キハ189系気動車