
TBSナイナイのお見合い大作戦は、嫁不足にあえぐ市町村や離島で働く独身男性と全国の結婚したい女性に出会いの機会を提供し、その集団お見合いの模様を中継する恋愛バラエティ番組。
1月13日放送の「ナイナイのお見合い大作戦〜菅平の花嫁」では、長野県の菅平高原を舞台に、菅平のホテル・旅館の跡継ぎら21名の男性参加者が、全国から集結した80名の女性と集団お見合いにのぞみ17組のカップルが誕生しました。
お見合いを通して結婚する独身男性が増えれば少子化対策になりますし、同時に観光地や特産物のPRにもつなげられれば自治体からすると一石二鳥というわけです。
「TBSナイナイのお見合い大作戦〜菅平の花嫁〜」の番組内終盤では、2016年3月に開催されるお見合いイベントの次回開催地が発表されていました。
その次回開催地は、和歌山県のほぼ中央部にある有田川町とのこと。
和歌山県有田川町とは、一体どのような町で、仮に東京から鉄道でアクセスする場合、どんな交通アクセスが想定されるのでしょうか?以下、簡単に調べてみました。
(和歌山県有田川町の場所は?)
△TBSナイナイのお見合い大作戦〜有田川の花嫁〜の舞台となる和歌山県有田川町の場所
「TBSナイナイのお見合い大作戦〜有田川の花嫁〜」の舞台となる和歌山県有田川町は、和歌山県のちょうど中央部に位置する町です。
かつては吉備町、金屋町、清水町だった一帯が2006年に合併したということもあり東西に細長い町。標高589mの鷲ヶ峰や標高870mの生石ヶ峰など豊かな山々に囲まれ、中央部には有田川が流れる自然豊かなエリア。
人口は約26000人で、高齢化が進み人口は減少の一途をたどっているのが統計から見られました。
(和歌山県有田川町の特産物・名物は?)
「TBSナイナイのお見合い大作戦〜有田川の花嫁〜」の舞台となる、和歌山県有田町の特産物と言えば、何といっても高級みかんブランドの「有田みかん」が真っ先に浮かびます。
甘さと酸味のバランスがよいみかんです。他には巨峰、柿、イチゴなどの栽培も盛ん。
また、果物ではありませんが、和歌山県有田川町は、「ブドウ山椒」の生産日本一のまちとしてもしられています。
「ブドウ山椒」とは緑のダイヤとも称される、ブドウの形をした山椒の一種。ピリリと辛くウナギの蒲焼きなどにかけると美味。
(楽天市場)有田川町のぶどう山椒
畜産では和歌山県有田川町ではウメドリが有名。ウメドリとは、和歌山特産の梅酢エキスをまぜた餌で育てた鶏。あっさりと弾力がある肉質を味わうことができます。
(楽天市場)ウメドリを使ったカレー
(有田川町が嫁不足な理由とお見合いイベント概要とは)
関西空港から電車で約50分と交通の便は悪くはなく、気候も温暖。一見すると和歌山県有田川町は嫁不足とは無縁だと思われがちです。
しかし、高速道路が整備されたことを契機に若者たちは仕事が多い大阪方面に就職するケースが多くなったのだそうです。
その結果、地元で残されたのは農業や畜産農家など一次産業に従事する適齢期の男性たち。彼らは普段の出会いが少なく嫁不足に陥っているのだとか。
番組によると「TBSナイナイのお見合い大作戦〜和歌山県有田川の花嫁〜」では20名の結婚したい独身男性がエントリー。
みかん農家経営者、養鶏場の跡取りなど第一次産業従事者を中心に、寿司職人、看護士、自動車整備士、JA職員など個性派揃い
お見合いイベントは2016年3月26(土)〜27日(日)で3月26日に関西空港集合予定で参加希望者は1〜2月にかけて説明会があるのだそうです。詳細はTBSナイナイのお見合い大作戦HPをご参照ください
さて、「TBSナイナイのお見合い大作戦〜和歌山県有田川の花嫁〜」の舞台となる和歌山県有田川町にもし東京からアクセスするならばどのような交通手段が想定されるのでしょうか?
以下、パターンA(飛行機と鉄道を利用したとき)とパターンB(新幹線と鉄道(在来線)を利用したとき)について調べてみました」。有田川町の玄関口は、JR紀勢本線の藤並駅です。
<パターンA 飛行機+鉄道(在来線)>
所要時間約4時間20分
◆JR東京駅
↓(JR京浜東北線磯子行または山手線 約6分)
↓
◆JR浜松町駅(東京モノレール浜松町駅)
↓(東京モノレール 羽田空港第2ビル行 約20分)
↓
◆羽田空港第2ビル駅(羽田空港)
↓(ANAなど関西空港行飛行機 約1時間15分)
↓ ( )
◆関西空港(JR関西空港駅)
↓(JR関空快速 京橋行 約10分)
↓
◆JR日根野駅
↓(JR紀州路快速 和歌山行 約30分)
↓
◆JR和歌山駅
↓(JR紀勢本線 御坊行など 約40分)
↓
◆JR藤並駅
まずは東京駅から羽田空港まで移動をします。羽田空港〜関西空港はドル箱路線で、ANA、JALほかさまざまな航空会社の飛行機が運行中。

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JR関西空港駅からは大阪・京橋方面の関空快速に2駅乗った日根野駅にて、和歌山方面への列車に乗り換えます。
日根野駅からは紀州路快速で30分ほどで和歌山駅に到着。和歌山駅ではホームをひとつ移動して御坊・紀伊田辺方面の普通列車に乗り換えて40分ほど揺られると、和歌山県有田川町の玄関口である藤並駅に到着します。
<パターンB 新幹線+鉄道(在来線)>
所要時間約4時間35分
◆JR東京駅
↓(JR新幹線のぞみ号 博多行など 約2時間35分)
↓
◆JR新大阪駅
↓(JR特急くろしお号 白浜行、新宮行など 約1時間10分
↓
◆JR海南駅
↓(JR紀勢本線 御坊行など 約25分
↓
◆JR藤並駅
鉄道のみを利用して東京〜藤並まで移動するには、まずは東京〜新大阪間をJR新幹線のぞみ号で移動。
△JR東海道山陽新幹線のぞみ号
JR新幹線のぞみ号には普通車指定席、普通車自由席、グリーン車が連結されています。東京駅を出ると、品川駅、新横浜駅、名古屋駅、京都駅の順に停車して、2時間35分ほどで新大阪駅に至ります。
新大阪駅で新幹線を降りると、JR在来線の乗り換え口から在来線のJR新大阪駅へ。JR新大阪駅からは特急くろしお号の利用が便利です。
なお、特急くろしお号の特急料金は、新幹線と乗り継いだ場合半額になるのもうれしいポイントです。特急くろしお号には、普通車指定席、普通車自由席、グリーン車が連結されています
△JR特急くろしお号
新大阪駅を出ると、特急くろしお号はJR大阪環状線、JR阪和線などを経由して和歌山方面に走っていきます。
全ての特急くろしおが停車する海南駅まで乗車した後、JR紀勢本線の御坊・紀伊田辺方面に向かう普通列車に乗り換えると約25分で藤並駅に到着します。
なお、一部の特急くろしお号は、藤並駅にも停車するので(※)、藤並駅停車の列車をあらかじめ調べて乗車したら東京駅〜藤並駅は1回乗り換えるだけで移動できてしまうことになります。
※ 特急くろしお号の停車駅:新大阪〜白浜
JR新大阪駅、(JR西九条駅)、JR天王寺駅、(JR和泉府中駅)、(JR日根野駅)、(JR和泉砂川駅)、JR和歌山駅、JR海南駅、(JR箕島駅)、★(JR藤並駅)、(JR湯浅駅)、JR御坊駅、(JR南部駅)、JR紀伊田辺駅、JR白浜駅
( )は一部列車のみ停車