△丸みを帯びた流線形先頭車両が特徴の、東武鉄道の特急車両ゴールデンスペーシア(100系車両)
ゴールデンスペーシアは、東京都内と鬼怒川温泉・日光などを結ぶ東武鉄道の特急車両のひとつです。
特急スペーシア号(100系車両)のうちの1編成を金色に特別塗装した車両を指し、日光東照宮四百年式年大祭を記念して運行がスタートしました。
その車両には世界遺産の日光東照宮はじめ日光の社寺がイメージ。車両は金色をベースに黒、朱色が配されています。
東武鉄道の特急車両ゴールデンスペーシアは「日光詣スペーシア」ということで側面には「日光詣」の文字や「日光詣エンブレム」も施されています。
東武鉄道の特急車両ゴールデンスペーシアの座席は全席指定席。6両編成で、1〜5号車が一般席、6号車は個室席になっています。
△ゴールデンスペーシアの先頭部車両
読書灯やフットレスト、テーブルも配置され、ヘッドカバーは金色に統一。6号車の個室席も豪華さが漂う空間。
広く切り取られた窓からは四季折々の景色を堪能できそう。3号車の一角には軽食やビュッフェもあります。
浅草駅を出発した東武鉄道の特急車両ゴールデンスペーシアは、隅田川を渡り、しばらくして左手に高さ634mの東京スカイツリーを映し出します。
住宅が連なる関東平野を北上して埼玉県に入り、春日部や東武動物公園を駅を過ぎていきます。
栗林駅を出ると利根川を渡り、車窓に広がるのはのどかな田園。左手に大平山の山並みが見えてくると、栃木駅です。
△日光例幣街道の杉木立
新鹿沼駅付近から列車は勾配を上げ、車窓には日光の名峰である男体山の山々が連なってきます。
日光例幣使街道の杉木立が右車窓に過ぎて行き、下今市駅で東部鬼怒川線と分岐すると、程なくして終点の東武日光駅に到着です。
東武日光駅は、ユネスコ世界遺産に指定されている「日光の社寺」の最寄り駅。
その玄関口にあたる神橋までは東武日光駅から2kmほど離れており世界遺産バスでのアクセスが便利(または徒歩約30分)。
日光の社寺のなかで最も有名な日光東照宮は、1617年に徳川家康公を御祭神して立てられた神社。
荘厳な建物の数々、眠り猫ほか建物に施された彫刻など必見です ※陽明門は平成25〜30年度修理工事中
△金色が施され豪華さが漂う日光東照宮
<東武鉄道の特急列車 DATA>
(東武特急の時刻表)時刻表
(楽天トラベル)日光温泉 ホテル 清晃苑
・・日光東照宮まで一番近い宿(徒歩約5分)
(東武特急けごん号(浅草〜日光)の停車駅)
浅草駅、北千住駅、春日部駅、栃木駅、新鹿沼駅、下今市駅、東武日光駅
※東武鉄道の特急車両ゴールデンスペーシアは東武特急けごん(浅草〜日光)や特急スペーシア鬼怒川(新宿〜鬼怒川温泉)などに使われています。
JR特急列車に乗車する場合、みどりの窓口などで事前に座席指定券を予約しておくと便利。