IMG_徳島駅 JR四国の特急列車「剣山号」(185系特急型車両)
△徳島〜阿波池田を結ぶ、JR四国の特急列車「剣山号」(185系特急型車両)

「特急剣山号」は徳島県の徳島駅からJR高徳線、JR徳島線、JR土讃線を経由して阿波池田駅までを結ぶJR四国の特急列車です。
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もともとは急行よしの川として運行されていた優等列車が、1996年に特急として格上げ。「特急剣山」として運行をスタートしました。

「剣山」という列車名は、石鎚山に次いで四国で二番目に高い山「剣山」(標高1995m)にちなんでいます。

JR四国の特急列車「剣山号」の車両には、185系特急型気動車が使われています。

185系特急型気動車は、まだJRが国鉄だった1986年に導入された車両。鉄道友の会「ローレル賞」を受賞し、当時としては新型車両ともてはやされました。

現在は老朽化が進み、ローカル線を走る特急列車として主に活用されています。運行速度は最高時速110kmです。
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JR特急剣山号(185系車両)の座席は全席リクライニングシート。シートピッチは940oとやや狭い印象。運転席右側最前列は全面展望を楽しめるようになっています。

全席自由席車両の列車と一部指定席の列車があり、週末には一部列車にゆうゆうアンパンマンカーが連結されて走ります。
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△JR四国の特急列車「剣山号」(185系特急型車両)の座席

徳島駅を出発したJR剣山号は、ビルが立ち並ぶ徳島市内のまちなみをゆっくり走っていきます。

佐古駅を通過するとJR高徳線の線路が右に分岐。JR徳島線(よしの川ブルーライン)の線路を西へスピードを加速していきます。

次第に車窓には田園風景が広がりはじめ、左手には剣山を擁する山並みが迫ってきます。
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川田駅の付近より、右車窓には雄大な吉野川の流れが沿ってきます。吉野川は四国三郎の別称を持つ一級河川。

暴れ川のひとつとしても知られますが、普段は穏やかで悠然とした流れが車窓に広がります。佃駅を出ると吉野川の対岸には、四国別格二十霊場第十五番札所四国「箸蔵寺」のある箸蔵山の山容。

特急南風号や特急しまんと号などが走るJR土讃線と合流し市街地が広がりはじめると、JR特急剣山号は終点の阿波池田駅に到着します。

<JR四国 特急剣山号 DATA>
IMG_JR四国の特急列車「剣山号」(185系特急型車両)
(時刻表)よしの川ブルーラインの時刻表 

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(停車駅)徳島駅、蔵本駅、石井駅、鴨島駅、阿波川島駅、阿波山川駅、穴吹駅、貞光駅、阿波加茂駅、阿波池田駅