IMG_博多〜長崎を結ぶ、JR九州885系「特急白いかもめ号」車両
△博多〜長崎を結ぶ、JR九州885系「特急白いかもめ号」車両

「特急白いかもめ号」は福岡県の博多駅から、JR鹿児島本線、JR長崎本線経由で長崎駅へアクセスするJR九州(九州旅客鉄道)の特急列車です。
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車両には、真っ白い車体が印象的な885系特急型車両が使われています。

885系特急型車両は振り子式車両で、カーブの多いJR長崎本線もスピーディーに走行することができます。営業最高速度は時速130kmです。

JR九州885系「特急白いかもめ号」は6両編成で運行されています。1号車の半室がグリーン車で、1号車の残り半室と2〜3号車は普通車指定席、4〜6号車が普通車自由席になっています。

そのデザインは、「豪華列車ななつ星」や「或る列車」などのデザインでも知られる水戸岡鋭治氏主宰のドーンデザイン研究所が手がけています。
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天然木を使った床のフローリングや、黒本革のリクライニングシートなど自然素材が多用されているのが特徴。

コモンスペースはアートギャラリーになっていて書やイラストが展示されています。
JR九州885系「特急白いかもめ号」の普通車(指定席・自由席)の座席は2+2列配置でシートピッチ980o。

全席は本革のリクライニングシートで、一見するとグリーン車と見間違えそうなほど高級感が漂っています。グリーン車は定員12名の全席1人掛けシート。

より分厚い黒い本革シートでさらに高級感が漂っています。シートピッチは1150mmとゆったり。白木のテーブルも設置されてます。

IMG_黒い本革が使われているJR九州885系「特急白いかもめ号」普通車の座席
△黒い本革が使われているJR九州885系「特急白いかもめ号」普通車の座席

福岡県一のターミナル駅である博多駅を出発したJR九州885系「特急白いかもめ号」は、JR鹿児島本線の線路を南下していきます。

筑紫平野をスピードを加速しながら駆け抜け、鳥栖駅からはJR長崎本線に入ります。右手に弥生時代の環濠集落跡である「吉野ヶ里遺跡」が見えると、吉野ケ里公園駅を通過。

佐賀駅を出ると、クリークが連なる佐賀平野の風景が、肥前鹿島駅を過ぎるあたりからは、有明海が広がります。

海岸沿いに走っていくと、海の先には雲仙岳の山容も姿を現します。諫早駅を出るとトンネルの数々抜けていき、浦上駅を経て、JR九州885系「特急白いかもめ号」は終点の長崎駅に到着します。
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△稲佐山からの長崎夜景

長崎市内には、幕末外国人居留地の「グラバー園」や1000万ドル夜景を楽しめる「稲佐山展望台」、明治日本の産業革命遺産「軍艦島」など、観光名所が点在しています。

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(時刻表)JR九州の時刻表 http://www.jrkyushu.co.jp/fare/index.jsp

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・・稲佐山の中腹に立ち、長崎夜景が美しい宿。長崎ならではの旬の海山の食材を使った料理も好評。

(停車駅)博多駅、二日市駅、鳥栖駅、新鳥栖駅、佐賀駅、肥前山口駅、肥前鹿島駅、諫早駅、浦上駅、長崎駅