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JR四国の「特急あしずり号」に使用されている2000系特急形気動車

特急あしずり号は、高知駅から土讃線・土佐くろしお鉄道を経由して、中村・宿毛駅へ向かうJR四国(四国旅客鉄道)の特急列車です。
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「あしずり」という列車名は、高知県最南端に位置する足摺岬に由来。

もとは急行列車として走っていましたが、1990年に特急列車に格上げされました。JR特急あしずり号の車両には、2000系特急形気動車が主に使われています。

ステンレス製の車体に青色のストライプが施されてた車両で鉄道友の会「ローレル賞」も受賞した名車両でもあります。

なお、近年は、内装・外装にアンパンマンのキャラクターが描かれたアンパンマン列車で運転されることもあり。

営業最高速度は時速120kmで、急カーブでもスムーズに走行できるよう制御式振り子式車両になっています。
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JR特急あしずり号は、2〜4両編成で運行。2両編成での運行されるときは、1号車の半室が普通車指定席、1号車の半室と2号車が普通車自由席になっています。

3〜4両編成で運行されるときは、1号車の半室がグリーン車、1号車の半室と2号車の半室(または2号車)が普通車指定席、2号車の半室と3号車(または3〜4号車)が普通車自由席になっています。

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△JR四国の「特急あしずり号」に使用されている2000系特急型気動車の座席(普通車自由席)

JR四国の「特急あしずり号」は、高知駅を出発すると、市街地が広がる高知平野を西へ走っていきます。

左手に高知城の天守閣が過ぎ、鏡川を渡ると車窓には緑が多くなっていきます。

仁淀川を渡り大平峰などに囲まれた山間部を走り、須崎駅付近から視界が開けます。

左手に須崎港のある土佐湾が広がるのです。南国らしい開放感あふれる海景です。

土佐久礼駅を出ると、JR四国の「特急あしずり号」は再び山のなかに入り勾配をあげていきます。標高を上げ、太平洋が眼下に見わたせる区間も。

若井駅を通過するとJR特急あしずり号は、ループ線を通り、JR予土線の線路と分かれていきます。勾配を降りていくと土佐佐賀駅。

その付近から再び広大な太平洋が左車窓に広がります。四万十川をわたると、四万十市役所にほど近い中村駅です。

中村駅から土佐くろしお鉄道の線路を15分ほど走ると、JR四国の「特急あしずり号」は終点の宿毛駅に到着です。
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ちなみに、「特急あしずり号」の列車名の由来となっている「足摺岬」へは中村駅からバスで約1時間40分。

足摺岬灯台展望台にあがれば、広大な太平洋と約80mに及ぶ断崖がつづく絶景を見渡すことができます。

<JR四国 特急あしずり号 DATA>

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(時刻表)高知駅の時刻表はこちら

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(停車駅)高知駅、旭駅、朝倉駅、伊野駅、佐川駅、須崎駅、土佐久礼駅、窪川駅、土佐佐賀駅、土佐入野駅、中村駅、平田駅、宿毛駅