IMG_JR四国(四国旅客鉄道)の新型特急車両8600系
△JR四国(四国旅客鉄道)の新型特急車両8600系

 特急しおかぜ号は、岡山駅からJR瀬戸大橋線、JR予讃線を経由して、愛媛県の松山駅までを結ぶJR四国(四国旅客鉄道)の特急列車です。
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JR四国(四国旅客鉄道)といえば、平成26年6月に22年ぶりの新型特急電車として8600系車両が導入されました。特急しおかぜ号の一部にも8600系車両が活用されています。

JR四国(四国旅客鉄道)の新型特急車両8600系は、従来の車両とは一線を画し、外国の列車のようなエキゾチックな雰囲気のする車両。

そのデザインのコンセプトは「レトロフューチャー」。

前世紀の近未来デザインが表現されているそうです。車両にはJRの最新技術の粋が導入されていて、そのひとつに空気バネ式車体傾斜機構の採用があります。
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曲線の多いJR四国の路線でも速度を落とすことなく安全かつスムーズに走行することを実現。最高運転時速は130kmを誇ります。
JR四国(四国旅客鉄道)の新型特急車両8600系には、普通車(自由席・指定席)とグリーン車が連結されています。

普通車(自由席・指定席)は、木の温もりを感じさせる明るい色調でまとめられています。モケットはオレンジ色とグリーンの配色の2種類があり。

座席は全席リクライニングシートで、座面連動リクライニング機能が付いています。

テーブルやドリンクホルダー、ひじ掛け部分にコンセントも設けられ従来の車両よりもワンランク上の空間を楽しめそう。

グリーン車の車内は、アースカラーのブラウンがベース。重厚さと優雅さが漂っています。床はカーペット敷きでモケットはディープレッド。

電気レッグレスト、読書灯、コンセントなどが設けられています。
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△JR四国(四国旅客鉄道)の新型特急車両8600系(普通車)の座席

岡山駅を出発した「JR四国8600系 特急しおかぜ号」は、岡山市内の市街地を見渡しながら、JR瀬戸大橋線の線路を南下していきます。

次第に車窓には田園風景が広がってきます。茶屋町駅ではJR宇野線の線路が分かれていき、右手に鷲羽山が見えると児島駅。

児島駅を出てトンネルをくぐっていくと、視界が一気に開けて、世界最大級の橋梁「瀬戸大橋」(全長約13km)を「JR四国8600系 特急しおかぜ号」は渡っていきます。

橋梁の隙間からは、瀬戸内海が広がります。沖には小さな島影。穏やかな光景に心癒されます。
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瀬戸大橋を渡りきり、左に坂出のコンビナートや「有馬富士」こと飯野山が見えると、「JR四国8600系 特急しおかぜ号」は宇多津駅に停車。

宇多津駅からはJR予讃線の線路を西へ走って行きます。左手に丸亀城の天守閣が見えると丸亀駅、5分ほど走るとかつて四国の玄関口であった多度津駅と小まめに停車していきます。

観音寺駅を出ると、「JR四国8600系 特急しおかぜ号」は香川県から愛媛県へ。伊予西条駅付近では、左手に西日本最高峰の石鎚山(標高1982m)の山容が見えます。

高架を走り今治駅を出ると、右車窓にはしまなみ海道の来島海峡大橋が。

瀬戸内海を映しだしながら、30分ほど走ると終点の松山駅に到着です。岡山駅〜松山駅の所要時間は約2時間30分です。

松山市内の観光スポットでおススメは、「松山城」と「道後温泉」。「松山城」は、江戸時代に加藤嘉明が勝山山頂に築いた名城です。

天守閣から見渡す松山市内の風景も秀逸。「道後温泉」は3000年の歴史を持つ日本三大古湯のひとつ。

夏目漱石の小説『坊っちゃん』のなかにも描写が見られる道後温泉本館はじめ温泉街には見どころ盛りたくさん。

「松山城」「道後温泉」へのアクセスは松山駅前を通っている伊予鉄道の路面電車が便利。伊予鉄道は観光列車「坊っちゃん列車」が走っている鉄道としても知られています。

<JR四国(四国旅客鉄道)特急しおかぜ号 DATA>

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