△南海特急りんかん号に主に使われている11000系特急形車両
特急りんかん号は、大阪府の「なんば駅」から和歌山県の「橋本駅」間を結ぶ、南海電車(南海高野線:りんかんサンライン)の特急列車です。
通勤向けの特急列車で、沿線にある大規模ニュータウン「林間田園都市」にその列車名は由来しています。
南海電車の特急りんかん号の車両には、11000系特急型電車が主に使われています。ワインレッドとアイボリーのツートンカラーが印象的な車両。
座席は全車指定席でリクライニングシートになっています。
モケットはグレー系の落ち着いた色調にまとめられていて、窓は大きく切り取られており車内は明るい雰囲気。
南海特急りんかん号に乗車するには乗車券(または定期券)のほか、座席指定特急券(大人510円 子供260円)が必要です。
△全席座席指定の南海特急りんかん号(11000系)の車内
左車窓には大阪ミナミのランドマークである通天閣とあべのハルカスが立っているのが見えます。
大和川を渡って大阪平野を南東方向に走り堺東駅を出ると、三国ヶ丘駅付近で、仁徳天皇両をかすめます。
中百舌鳥駅で泉北高速鉄道の線路を分かれ、堺市と大阪狭山市の住宅街をスピーディーに駆け抜けていく南海特急りんかん号(11000系車両)。
△大阪府を流れる一級河川 大和川
河内地方の中心都市である河内長野駅を出ると、車窓は一変し、緑が占める割合が多くなります。
紀見峠を越えると大阪府から和歌山県に入り、南海特急りんかん号(11000系車両)は、終点の橋本駅に到着します。
なんば駅〜橋本駅間の所要時間は約45分です。なお、特急りんかん号は、なんば駅〜極楽橋駅(高野山)を結ぶ特急こうや号と連結して走ることもあり、その場合、橋本駅で切り離し作業が行われます。
<南海特急りんかん号 DATA>
(時刻表)南海電車の時刻表
(座席指定特急料金)大人510円、子供260円
(楽天トラベル)なんばオリエンタルホテル
・・南海電鉄なんば駅から徒歩3分の距離にあるシティホテル。噴水や花が咲くパティオのある優雅さあふれる空間が人気
(停車駅)なんば駅、新今宮駅、天下茶屋駅、堺東駅、金剛駅、河内長野駅、林間田園都市駅、橋本駅
JR特急列車に乗車する場合、みどりの窓口などで事前に座席指定券を予約しておくと便利。