△寺田駅に停車する富山地方鉄道(富山地鉄)の特急「うなづき号」14760形電車
特急うなづき号は、富山県の電鉄富山駅と宇奈月温泉駅間53.3kmを結ぶ、富山地方鉄道(富山地鉄)の特急列車です。
富山地方鉄道(富山地鉄)には、元京阪特急や元西武特急レッドアローほか昭和年代の名車両が現役で走り古い木造駅舎が多数現存。
昭和レトロを感じさせてくれる鉄道としても人気が高く、2011年に公開された映画「RAILWAYS(レイルウェイズ)2」の舞台にもなりました。
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「特急うなづき号」にも使われている14760形電車は、昭和50年代に製造された富山地方鉄道(富山地鉄)のオリジナル車両。
白とグレーのツートンカラーに小豆色の帯が入った塗装は、富山県の県鳥である雷鳥がイメージされています。
鉄道友の会「ローレル賞」を受賞した名車両です。営業最高速度は時速95km。
車端部はロングシートになっています。富山地鉄の特急は有料特急であり、乗車するには乗車券に加え、特急料金(大人210円 / 小人110円)が必要になります。
△富山地方鉄道(富山地鉄)の14760形電車の座席
富山地方鉄道の「特急うなづき号」は、北陸新幹線などが発着するJR富山駅に隣接する電鉄富山駅から出発します。
鼬川を渡り、ビルが並ぶ富山市内の中心地をしばらく走ると、稲荷駅より単線になります。常願寺川を渡ると右車窓に田園が広がります。
モーター音をうならせ駆け抜けていく特急うなづき号。寺田駅で立山線の線路が分かれていき、上市駅ではスイッチバックをして方向転換します。
黒部市に入ると、右車窓には、主峰の大汝山(3150m)を中心とする立山連峰が一列に並びます。沿線のハイライトともいえる絶景です。
△車窓には立山連峰が屏風のように連なる
新魚津駅を出ると左手に日本海が少し顔をのぞかせ、列車は山のなかに入っていきます。山々のなかに温泉街が見えてくると、富山地方鉄道の「特急うなづき号」は終点の宇奈月温泉駅に到着です。
宇奈月温泉は富山県最大規模の温泉地。黒部川の渓谷に沿って大型の温泉ホテルが並んでいます。その湯は無色透明の単純泉で、上流の黒薙温泉から引き湯をしています。
<富山地鉄 特急うなづき号 DATA>
(時刻表)富山地鉄の時刻表はこちら
(特急料金)大人210円 小人110円(電鉄富山駅〜宇奈月温泉駅の場合)
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(停車駅)電鉄富山駅、寺田駅、上市駅、中滑川駅、電鉄魚津駅、新魚津駅、電鉄黒部駅、新黒部駅、宇奈月温泉駅