△国鉄晩年に登場した、キハ185系特急形車両
JR特急ホームエクスプレス阿南号は、徳島県の徳島駅〜阿南駅間24.5kmを結ぶJR四国(四国旅客鉄道)の特急列車です。
2008年に登場し、以降、沿線でホームライナー的な役割を果たしてきました。2016年現在は、夕方に1往復設定されています。
JR特急ホームエクスプレス阿南号の車両には、キハ185系特急型気動車が主に使われています。国鉄がJRに移行する少し前の時期(昭和61年)に導入された車両。
鉄道友の会「ローレル賞」を受賞した名車両で、当時は新型特急車両ともてはやされましたが、現在は老朽化が進んでいて昭和の香りを感じさせてくれます。
JR特急ホームエクスプレス阿南号は2両編成の運行。1号車の半室が普通車指定席、1号車の半室と2号車が普通車指定席になっています。
全席リクライニングシートで、シートピッチは940oとJRの特急列車にしてはやや狭めか。先頭車両の運転席右後ろの座席は、座ったまま全面展望を楽しむことができるようになっています。
△JR特急ホームエクスプレス阿南号の座席
文化の森駅を通過した付近から田んぼも連なってきます。勝浦川を渡ると南小松島駅。
四国八十八ヶ所19番札所立江寺のあるまちなみを右にかすめ、阿波中島駅を出て那珂川を渡ると、終点の阿南駅に到着です。徳島駅〜阿南駅間の所要時間は約27分。
徳島県南東部に位置する阿南市は、徳島県南部の中核都市。
LED発光ダイオードで知られる日亜化学工業の工場群があることや、地理的に四国で最初に太陽が昇ることから「光のまち阿南」のキャッチフレーズでも親しまれています。
<JR特急ホームエクスプレス阿南号 DATA>
(時刻表)JR牟岐線の時刻表はこちらhttp://ekikara.jp/newdata/line/3701061.htm
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(停車駅)徳島駅、阿波富田駅、南小松島駅、羽ノ浦駅、阿南駅