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△首都圏を走る、快速アクティーの二階建て普通車グリーン車

首都圏には様々な電車が走っています。東京駅から小田原・熱海方面を結ぶJR東海道線には、「快速アクティー」という愛称がついた快速列車が走っています。
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「快速アクティー」には、通勤型の一般車両の間に、二階建てのグリーン車が連結されています。快速アクティーのグリーン車に乗車するには、一体、どのようにすればよいのでしょうか?

座席の特徴、乗車するために必要な料金ほか簡単にまとめてみました。

快速アクティー グリーン車の座席

快速アクティーにはE231系車両が主に使われています。通勤型の一般車両に挟まれる形で、普通車2階建てのグリーン車両が1編成あたり2両連結されています。

通勤型一般車両の座席は、ボックスシートとロングシートで構成されていますが、グリーン車の座席は全席回転式リクライニングシートです。

座席のシートピッチは970oとゆったりしています。

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△首都圏を走る快速アクティー普通車グリーン車(2階席)の座席

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快速アクティー(普通車グリーン車)の2階席は青色を基調にした座席、階下席と連結部近くの平屋席はパープル系統の色彩でまとめられています。

グリーン車は自由席ですが、乗車するためには、普通乗車券(定期券、青春18きっぷなどでも可)に加え「普通列車グリーン券」を購入することが必要です。

なお、快速アクティーほか、首都圏を走る普通車グリーン車には、グリーンアテンダントが乗車。グリーンアテンダントは、車内改札や車内販売にあたっています。
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△首都圏を走る快速アクティー普通車グリーン車(階下席)の座席

快速アクティー 普通列車グリーン券の料金

首都圏を走るJR「快速アクティー」のグリーン車に乗車するには、普通乗車券(定期券、青春18きっぷなどでも可)とは別に、「普通列車グリーン券」が必要になります。

「普通列車グリー券」は、みどりの窓口や車内、専用券売機などで販売されています。購入場所や使用する日、乗車距離によって料金が異なってくるので注意が必要です。

IMG_ホーム上に設置された普通列車グリーン券専用の券売機
△ホーム上に設置された普通列車グリーン券専用の券売機

(A)普通列車グリーン券の料金
(みどりの窓口、専用券売機などで事前購入した場合)    

       平日料金 ホリデー料金(※)
乗車区間50kmまで 770円 570円
乗車区間51km以上 980円 780円

(B)普通列車グリーン券の料金
(快速アクティーの車内で購入した場合)    

        平日料金 ホリデー料金(※)
乗車区間50kmまで 1030円 830円
乗車区間51km以上 1240円 1040円

(※)土休日、年末年始(12/29〜1/3)

「普通列車グリーン券」は、みどりの窓口やホーム上の専用券売機で購入する方が、列車車内で購入するよりも、260円安くなるというのがポイントです。また、平日の方がホリデー(土日祝、年末年始)よりも200円安くなります。

<頻繁に利用する人は「グリーン定期券」「モバイルSuica」も便利

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首都圏を走るJR「快速アクティー」のグリーン車に頻繁に乗車する人は、毎回、普通列車グリーン券を乗車するのがメンドくさいなと思う方もおられるかもしれません。

その場合、それを省略する2つの方法があります。

1つ目は、「グリーン定期券」を購入すること。その場合、車内改札時はそれを提示するだけでよいので、手間を省くことができます。グリーン定期券はJR東日本主要駅の「みどりの窓口」で発売しています。

2つ目は スマホでSuicaを使える「モバイルSuica」を利用して普通車グリーン券を購入すること。

「モバイルSuica」なら読み取り装置にタッチする前に購入操作をしておけば、券売機などで購入しなくても事前料金が適用されるのです(1端末につき1人分まで)。

また、車内では座席上方にある読み取り装置にタッチを済ませておけば車内改札も省略されます(タッチするとランプが赤から緑に変わります)

車窓概要:東京駅〜熱海駅

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△首都圏を走る快速アクティーの先頭車両

東京駅を出発したJR快速アクティーは、品川、川崎、横浜など高層ビルが並ぶ首都圏のまちなみを見渡しながら走っていきます。

JR東海道線の線路を西へひた走り、横浜駅を出ると少しずつ緑も増えていきます。相模川を渡ると右手には湘南平の山並みも。左車窓に相模湾を時折映しながら、小田原を出ると列車は山の中に入ります。

温泉旅館群があらわれると湯河原駅です。さらに山を貫きJR快速アクティーは終点の熱海駅に到着します。

JR熱海駅の改札口を出ると、熱海温泉の温泉街が広がっています。熱海温泉は、別府温泉、南紀白浜温泉と並ぶ、日本三大温泉のひとつ。

1500年近い歴史を誇る温泉地で、江戸幕府もこよなく愛したとも伝えられています。温泉の湧出量毎分18000リットル、総源泉数500本以上を誇ります。

(楽天トラベル)
・「熱海温泉 古屋旅館
・・創業1806年の、数寄屋風の老舗宿。

熱海七湯「清左衛門の湯」の源泉を引いた温泉や、旬の食材をふんだんにつかった本格京風料理など定評あり。JR熱海駅より徒歩約15分。
・「熱海温泉 月の栖 熱海聚楽ホテル
・・館内からは相模湾を望む、楽天トラベルEXPO2016受賞の宿。地魚を使った海鮮料理や天然温泉も評判。JR熱海駅より徒歩約3分。

列車時刻表)快速アクティーが走るJR東海道線(東京〜熱海)の列車時刻表はこちら

快速アクティーの停車駅

東京駅、新橋駅、品川駅、川崎駅、横浜駅、戸塚駅、大船駅、藤沢駅、茅ヶ崎駅、平塚駅、国府津駅、小田原駅、早川駅、根府川駅、真鶴駅、湯河原駅、熱海駅
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JR特急列車に乗車する場合、みどりの窓口などで事前に座席指定券を予約しておくと便利。