△JR西日本の臨時特急カニカニはまかせ号で使用される189系特急型気動車
今年も冬の味覚の王者「カニ」の季節がやってきました。厳しい日本海の荒波にもまれた松葉ガニは身が引き締まり美味と評判。
そんな美味な松葉ガニと出会えるまちで有名なのは、兵庫県北部の香住や浜坂といった日本海に面した港町や城崎温泉です。
JR西日本では、カニ漁がおこなわれる時期に、往復JR特急指定席とカニ料理がセットになった「かにカニ日帰りエクスプレス」を発売中。
山陰、城崎温泉・天橋立(但馬、丹後、若狭)、北陸エリアで厳選した60以上の施設を設定し5つのプランを設けています。プランや設定条件によって発売価格は異なり、例えば大阪市内から発着の場合12400円〜。
「かにカニ日帰りエクスプレス」用に使用される列車のうち「特急かにカニはまかぜ号」の車両には189系特急型気動車が用いられています。
189系特急型気動車は、銀色の車体に茜色のラインが入った洗練された雰囲気の車両。3両編成で運行することが多く、その場合、普通車自由席車両が1両、普通車指定席が2両連結されており、グリーン車は連結されていません。最高速度は130km/hです。
△JR特急カニカニはまかぜ号で使用される189系特急型気動車の座席
座席のシートピッチは970mmとJR気動車においてはゆったりとしたサイズ。
大阪駅を後にしたJR西日本の臨時特急「かにカニはまかぜ号」は、JR神戸線、JR山陽本線を西に走っていきます。
舞子駅を通過する前後では瀬戸内海を隔てて淡路島へ架かる明石海峡大橋が左車窓に見えます。姫路駅からは、JR西日本の臨時特急「かにカニはまかぜ号」は進行方向を変えJR播但線に入って北上。
高架を走り、市街地の一角に姫路城がそびえているのを見て山間部に入っていきます。
寺前駅からは非電化区間となり、いよいよ秘境ムードに。市川の渓流に沿うカーブを縫いながら緑のなかを抜けていきます。
銀山のまちとして知られた生野、「天空の城」竹田城の最寄駅である竹田駅などを過ぎ、和田山駅からはJR西日本の臨時特急「かにカニはまかぜ号」はJR山陰本線に入ります。
右車窓には穏やかな円山川が沿い温泉ホテルや旅館が連なってくると、城崎温泉駅に停車します。

城崎温泉は、1300年の歴史をもつ名湯。大峪川沿いに連なる柳の風情や、七湯ある外湯めぐりほか人気の温泉地です。
竹野駅からは右車窓に日本海が広がり香住駅、浜坂駅といったカニ料理で知られる港町に停車していきます。
(かにカニエクスプレス DaTa)
期間:平成28年11月7日(月曜日)〜平成29年3月21日(火曜日)※発売期間は〜3月18日(土曜日)
販売:申込みは2名以上で可。JR西日本(京阪神滋奈和)主要駅の「みどりの窓口」あるいは電話にて販売 ※詳細はこちら
(特急カニかにはまかぜ号 停車駅)大阪駅、三ノ宮駅、神戸駅、明石駅、加古川駅、姫路駅、福崎駅、寺前駅、和田山駅、豊岡駅、城崎温泉駅、竹野駅、佐津駅、香住駅、浜坂駅