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▲熊本駅に停車するJR九州新幹線「つばめ」(800系車両)

九州新幹線には「みずほ」「さくら」「つばめ」という3種類の列車が走っています。そのうちの「つばめ」は博多〜鹿児島中央間を各駅停車で結ぶJR九州の新幹線です。東海道山陽新幹線でいえば「こだま」に該当するといえるでしょうか。
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JR九州新幹線「つばめ」の車両には、2004年に登場した九州新幹線専用車両(800系電車)が主に使われています。

JR九州(九州旅客鉄道)初の新幹線車両ということでJR九州ならではの特徴ある車両に仕上がっています。

「つばめ」という列車名は、公募で決まりましたが、こちらは結果的に、昭和初期に九州と東京を結んだ超特急つばめ号の列車名を復活する形で名づけられました。

JR九州新幹線「つばめ」(800系車両)のデザインはは水戸岡鋭治氏が代表をつとめるドーンデザイン研究所が担当。

外装は純白(パーフェクトホワイト)にJR九州のコーポレートカラーである九州レッドのラインが引かれています。
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その内装は、沿線に照葉樹林が多く植わっていることから、クスノキ、メイプル、サクラなど九州産の木材を多用。明るくあたたかみのある空間に仕上がっています。
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▲木材や西陣織がつかわれあたたかみを感じさせる九州新幹線「つばめ」(800系車両)の座席

JR九州新幹線「つばめ」(800系車両)の座席は全席回転式リクライニングシートで、モケットには、西陣織をつかった素材が用いられています。

モスグリーン、柿渋色、古代漆など車両ごとに色彩が異なっているのも特徴的で高級感が漂っています。八代特産のイグサを使ったのれん、鹿児島産の山桜をつかったブラインド、博多織や漆工を施したディズプレイ額など、他にもこだわりの数々が車内に見られます。

(車窓の概要)
福岡県のターミナル駅JR博多駅を出発した九州新幹線「つばめ」(800系車両)は福岡市の市街地を南下していき、全長12kmの筑紫トンネルを貫いて佐賀県へ。

広大な筑紫平野を見下ろしながらしばらく走るとJR新鳥栖駅に停車。筑後川を渡りJR久留米駅、JR筑後船小屋駅、JR新大牟田駅、JR新玉名駅とトンネルに出入りしなら停車していきます。
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市街地が広がり左に熊本城が見えるとJR熊本駅。JR新八代駅からは時折右車窓に八代海が顔をのぞかせるもののトンネル区間が多くなります。

鹿児島県に入り街並みが広がってくると、九州新幹線「つばめ」は終点の鹿児島中央駅のホームに滑り込みます。

最高時速は260km/時、JR博多駅〜JR鹿児島中央駅間の所要時間は約2時間です。

JR九州新幹線つばめ DATA

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(編成)自由席(1〜3号車)、指定席(4〜6号車)

(列車時刻表)九州新幹線の列車時刻表はこちら

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(九州新幹線つばめの停車駅)
博多駅、新鳥栖駅、久留米駅、筑後船小屋駅、新大牟田駅、新玉名駅、熊本駅、新八代駅、出水駅、川内駅、鹿児島中央駅