寝台特急「北斗星」や寝台特急「カシオペア」などの消滅により定期運行する寝台特急列車は東京〜出雲市を結ぶ「サンライズ出雲」と、東京〜高松・琴平間を結ぶ「サンライズ瀬戸」のみになりました。
そんなサンライズ瀬戸についてJR四国は、2018年3月から9月の土日休前日について 下り列車が 琴平まで延長運転することを発表しました。
寝台特急列車「サンライズ瀬戸号」は 寝台は全て個室であることやノビノビ座席と呼ばれる寝台料金不要のスペースもあるなど 人気を誇っています
高松〜琴平間の臨時運転がされるのは、関東方面から「こんぴらさん」に参りたいという層が増えていることを受けてのことだとされています。

「こんぴらさん」とは香川県琴平にある「金刀比羅宮」のこと。
「讃岐のこんぴらさん」といわれ親しまれる象頭山中腹に鎮座するお宮です。
金刀比羅宮は古くより海の神様、商売繁盛の神様、五穀豊穣の神様などとして信仰を集めてきた歴史のある社。
参道から本宮まで伸びる785段の石段さらに1368段の石段がを奥社へとつづいていますその参道には 本宮のほか、旭社や絵馬堂といった歴史的な建造物も多数点在しています。
夜22時に東京駅を出発するサンライズ瀬戸号は横浜駅、熱海駅、沼津駅、富士駅、静岡駅、浜松駅と停車し 東海道本線から山陽本線へと入っていきます。
岡山駅では連結されているサンライズ出雲号と切り離し作業が行われて瀬戸大橋線に入ります。
児島駅を出ると 瀬戸大橋を渡って四国へ。坂出駅からはJR予讃線を東へ走り高松駅に到着。
高松からは JR予讃線を戻る形で西へ走り、多度津駅、善通寺駅に停車して終点の琴平駅に到着します。琴平駅が こんぴらさんの最寄り駅となっています
寝台列車「サンライズ瀬戸」(高松〜琴平間)臨時運転に関する詳細はJR四国のHPをご確認ください
<寝台特急サンライズ瀬戸号 停車駅>
東京駅、横浜駅、熱海駅、沼津駅、富士駅、静岡駅、浜松駅、大阪駅、三ノ宮駅、姫路駅、岡山駅、児島駅、坂出駅、高松駅、多度津駅、善通寺駅、琴平駅